>>45 にある米芾の作品は恐らく別人の作品です。米芾の書法的特徴を備えていないし、
何よりも、観ても感動しません。欠点ばかりが目立ちます。そもそもこの人は大きな字は
ほとんど書きません。我が国の東博にある「虹県詩巻」が例外的に大きな字ですが、それ
と比較すれば、作品の出来には雲泥の差があるのは一目瞭然。

それから、書を持ち出すのであれば、我が国の「継色紙」などはこのテーマのいい参考例
になると思います。虚の最たる余白が観る人を別の時空に連れて行ってくれます。