僕たちは言葉の残像として文字を書いているわけが、言葉というのは声が先にあることを忘れてはならない。
文字は後から作られた保存方法のひとつにすぎない。
書を為すということは、声の残像を可視化することという認識は、全ての書家がまず心に留め置く必要があることなのだ。