技術を競い合う書壇の展覧会に於いては、
活字を読んでも現代人には理解できない様な漢詩を、
やはり現代人には理解できない崩し字で書き、
或いは古語の和歌を、もはや使われなくなった変体仮名で書いてる訳です。
その道の人にしかわからない作品は、一般社会における普遍性を失ったわけです。