建築家・黒川紀章さんの代表作「中銀カプセルタワービル」の解体が始まりました。
世界的にも評価されたこの建物には一体どんな魅力があったのでしょうか。そして、
なぜ解体されることになったのでしょうか。
丸い窓、そして積み木を積み上げたような独特な外観が特徴の「中銀カプセルタワービル」(東京・中央区銀座)の解体工事が4月12日から始まりました。解体開始を聞き付け、ビル周辺には最後の姿を写真に収めようと多くの人が訪れていました。訪れた人からは「いつも高速道路からビルを見ていて、これが壊れちゃうのかと思うと感慨深くて見に来た」(50代女性)、「きょうはこの姿を写真に残したいと思って来た。黒川さんが設計した由緒ある建物だと思っている」(64歳男性)など、解体を惜しむ声が聞かれました。
ここまで人を引き付けるこのビルの魅力はどこにあるのでしょうか。