水滸伝なんか読んでると峠の茶屋で眠らされて、山賊に捉えられて鍋料理にされて食われちゃったみたいな話は普通に出てくる
日本だってカチカチ山のタヌキじゃないけど、暗闇と騙しに乗じて人が食われちゃうほどの恐ろしい日常というもんが描かれているように、そんな安全じゃないわけ
現代のように防犯カメラと24時間体制の警察に守られている、清潔で除菌で消臭な
ライフスタイルなんか全っっ然有り得ないわけ
北のほうじゃ、登山中に熊におそわれて死んじゃう人は現代でもいるしね

いまより格段にはかなき命だった100年以上前なら、思いを託すために筆を執るのはなにもマニアックでもオカルティックなことでもないよ
いつ死んでもおかしくないと、みんな思っていたからこそ、現代人とは違う感覚がある。
これぐらいのこと言ったら精神病扱い。なにせ想像力の欠如した馬鹿というもんは始末に負えないな。おめでたいとしか思えない