子供の段級位は基本的に技術の評価ばかりでなく、継続努力の評価が重視される。
だから例えば準十級、十級、準九級…一級、準初段…六段、最高段三席と進む。
毎月それを続けると相応の年月がかかる。もちろん下手だと上がらないから差が出る。
最高段一席になると後は青天井で、最高段一席二十三回とか。これが中学まで。
それまで毎月の課題は半紙一枚だけれど、高校からは一般の部で、また十級から始まる。
すると課題が増える代わり「準」が消える。昇級試験は半紙三枚くらいから始まる。
段位の課題は五枚以上。半紙は六字以上、細字や古典臨書。半截は字数も縦横も色々。
六段試験は七枚か八枚だったか。そこから先は七段の高等科で、主に古典臨書と自運。
毎月は出せないから、高卒までに六段を取るのは難しい。以上が教育書道の領分。