続 浮世絵を語ろう! Part.3
新スレ乙です。北斎顕彰問題についてちょっとまとめてみました。 「すみだ北斎美術館」のサイトに記載されている、 以下の記述の出典は何か。 >1960年には、ウィーンで開催された世界平和評議会の席上において、 >世界の文化巨匠として顕彰され https://hokusai-museum.jp/modules/Page/pages/view/401 ・可能性のあるものとして、 Japan Report 1977年4月号 "Hokusai Museum" の記事中に "Hokusai was designated as a "great cultural master" at the World Peace Congress convened in Vienna in 1960. という記載あり。 https://books.google.co.jp/books?id=KTNWy-szP6AC& ;pg=RA5-PA4&lpg=RA5-PA4&dq >>3 の続きで、今後知りたいこととして ・1977年以前に関連する報道などはあるのか ・Japan Report 記者の情報源は何か ・1960にウィーンで開催された「評議会」の詳細 すみだは今休館中だけど、問い合わせたら教えてもらえるかな >>3-4 まとめ乙。 1960年の「世界平和評議会」は「World Peace Council」のことだと思っていたけれど 出典?では「World Peace Congress」なんですね。 同じ団体なのか、別物なのか、そこから確かめる必要があるのか。 追加としては神山典士著『知られざる北斎』で ・ダ・ウィンチ、レンブラント、北斎の三人が、世界の文化三大巨匠として顕彰された となっているのは何か典拠があるのかということですね。 >>神山典士著『知られざる北斎』 この人どこかで聞いたことあると思ったら 偽ベートーベン佐村河内にからんだ人だった 何でその人が北斎を? 出版社からの注文でしょ。 北斎ブームをあてこんで。 密林のレビューを見たら よく調べてある、浮世絵は知らないので勉強になりましたー:7 間違いだらけだ、ちゃんと調べて書け:4 >>1 幻冬舎wそんなせこいアテコミしないと思う 自分の知名度上げるための自費出版でしょ >>9 >1960年の「世界平和評議会」 この会議の正体が謎ですよね。 1960年当時の平和運動については、 世界平和運動の展望と課題 : 1960年世界平和運動と問題点 https://iss.ndl.go.jp/books/R100000039-I001811681-00 という資料が国会図書館にあるみたいですが、ここも休館中で… それに目次を見ても、あまりピンとくるものはないですね。 「世界平和評議会代表委員会」の開催がウィーンだったのかもしれませんが。 「文化三大巨匠」は、写楽のヨタ話が混ざってる感があるw 「世界平和評議会」 で検索かけたら こんな資料がヒットしました。 平和運動20年資料集 日本平和委員会編 https://rnavi.ndl.go.jp/mokuji_html/000001197633.html 1960年のイベントは コナクリで開催の第二回アジア・アフリカ諸国人民連帯会議がある程度。 ウィーンの国際会議というところから実在が怪しいのですね。 ウィーンの世界平和評議会で北斎が文化巨匠に選ばれたのはどうやら本当らしいよ。 少なくとも1960年代の日本国内の文献ではけっこう紹介されている。 1952年以来、毎年、世界の著名な文化人の中から何名かずつ顕彰していて、 1960年に選ばれたのが北斎だったらしい。 日本からは北斎以外にも、雪舟や光琳も選ばれたことがあるみたい。 「日本ルネッサンス史論」1967 「文化運動便覧」1962 ただ、レオナルド・ダ・ウィンチとレンブラントと北斎で 三大文化巨匠という記述は見つからなかった。 ここの部分は話を膨らませたんじゃないの。 情報ありがとうございます! ウィーンでの顕彰は事実、でも「三大文化巨匠」はマユツバっぽい感じですね いよいよ写楽臭がw 怪しい情報と思ったら、1960年代から広まっていたのね。 すみだ、疑って悪かった。 幻冬舎、信用しないのが正しかった。 すみだは作品購入で疑われることやってたみたいだけど.... 神山典士著『知られざる北斎』(幻冬舎) の記述を確認しました。 p.252 「一つ言えるのは、1960年(昭和35年)、ウイーンで開かれた 世界平和評議会で、北斎が「世界の文化三大巨匠」として顕彰され たこと。東西冷戦当時、社会主義陣営の国々で組織されたこの会議 で、北斎はダ・ヴィンチとレンブラントと並び、世界の文化三大巨 匠に選ばれ世界の注目を集めた。」 特に注釈などはありません。 毎年何名かずつ顕彰しているということなら、 この年に選ばれたのがこの3人だった、ということかもしれませんね。 >>20 1960年に選ばれたのがレオナルド・ダ・ウィンチとレンブラントと北斎なら すっきり説明がつくんだけれど どうもレンブラントは1956年の雪舟が選ばれた年の同期みたい。 山下裕二著『日本美術の二〇世紀』44p この前年、一九五五年の十月に、ウイ—ンの「世界平和評議会」が、 雪舟を一九五六年の「世界十大文化人」の一人に選んだ、 というニュースが伝えられた。 同じレンブラントが1956年と1960年の2回も 選出されるということがあるのかなあ・・・? ×世界の文化三大巨匠 〇毎年十人程度選ばれる文化巨匠で、九年目でやっと順番がまわってきた。 だねえ。 1960年は北斎の生誕200年 1956年は雪舟の没後450年でレンブラント生誕350年 他がわからないと断言できないけど、 メモリアルイヤーの人から選ばれている気がしてきた じゃあレオナルド・ダ・ウィンチは 1952年(生誕500年)で文化巨匠認定の可能性が高いな。 1952年から始まった、という説明とも一致する。 尾形光琳が文化巨匠に選ばれたのも 生誕三百年の一九五八年じゃねーか。 東文研アーカイブデータベース - 東京文化財研究所 https://www.tobunken.go.jp/materials/nenshi/5958.html >中国で光琳展開催 >記事番号:02031 >年月:1958年10月 >生誕300年に当り、さきに世界平和評議会理事会から文化巨匠に推挙された >光琳の作品展が16日から10日間北京の美術家協会会館で開催された。 >紅白梅図、燕子花図、風神雷神図等の屏風をはじめ40点すべて原寸大の >複製であつたが、日本の原色写真工業の最高技術を発揮したもので、 >好評であつた。なお11月10日から上海でも開催された。 >>23 読んだよ。 ・東洲斎写楽の正体は斎藤十郎兵衛でほとんど極まっている。 ・ギリシャの写楽(扇面絵)は俺が本物だと鑑定した。 ・ギリシャの写楽(扇面絵)と三重の写楽(扇面絵)は描き方がよく似ていて、ギリシャが本物なら、三重も本物。 ・世界三大なんちゃらの話は出てこなかった。 >>27 >>23 コバチュー本、六大浮世絵師から春信と清長が下ろされて 国芳に差し替えられたことに未練たらたらのようだったが、 wikiの言語別ページ数比較 @北斎 139ヶ国 A広重 56ヶ国 B歌麿 43ヶ国 師宣 30ヶ国 国芳 26ヶ国 C春信 25ヶ国 芳年 21ヶ国 D写楽 20ヶ国 国貞 18ヶ国 豊国 15ヶ国 春章 15ヶ国 E清長 15ヶ国 清信 14ヶ国 もしかして6大浮世絵師って 日本の業界が勝手にいっているだけじゃね? >>27 >・ギリシャの写楽(扇面絵)は俺が本物だと鑑定した。 Wikiには、その後刊行された『歌舞伎事典』で、小林忠氏が 「写楽の肉筆画で真筆と公認されたものはない」と自ら認めている、と。 ボケて自爆してる。 自分は本物だと鑑定したし、現在も支持しているが、 学会では公認されていない。 別に矛盾はしていない。 異端の研究者と書くと、稗田礼二郎みたいでかっこええな。 それはそうとコバチュー先生、 六大浮世絵師が流行らなくなったことはぼやいても 世界三大なんちゃらがデマだということには別にコメントもないのか。 学会の異端といったらかっこいいが 会費を滞納するか 不祥事を起こして除名されるかでもないと 実際には追放されることはないからねえ コロナウイルスさん デマばかり流している美術ゴロじいさんを ピンポイントでポアしてくれないかな。 >>28 師宣って 海外でも知られているんだな。 意外だった。錦絵以前は評価されてないと思い込んでた。 市場価格はともかく 春信や写楽よりも認知されているとは驚いたわ 東京都美術館のボストン美術館展が開幕延期で7月から。 ということは7月下旬開幕予定の浮世絵三大美術館展も延期か・・・ 浮世絵の情報に関しては海外の博物館や美術館の方が信用できる。 日本で信用できるのは太田ぐらいか。 海外がからんでない展覧会の編纂物、 昔の本からの孫引きで雑に書いていること多いし それほど有名でない絵師の情報がない。 あと、だいたいコバチューと浅野秀剛に原稿頼んでいるから 目新しい話題が出てこない。 >>45 >あと、だいたいコバチューと浅野秀剛に原稿頼んでいるから コバチューをユーチューバーと空目して???となった 渋谷区立松濤美術館で肉筆浮世絵展4月4日(土)から https://shoto-museum.jp/ 監修は慶応義塾大学教授 >第6章 葛飾北斎とその周辺 >〜19世紀前半の美人画 >歌麿亡き後、19世紀前半の浮世絵画壇 >を牽引した一人が葛飾北斎。長寿で多 >作の北斎は40代の頃、特に美人画の肉 >筆画に熱心に励んでいました。筆力・ >構図ともに優れた北斎と、その弟子た >ちの作品、そして幕末まで活躍した菊 >川英山や溪斎英泉の美人画、多彩な作 >品を紹介します。 歌川派以外・歌麿以降の絵師でひとくくりの扱い。 肉筆美人画の展覧会なのに なんとか北斎をアピールしないといけないと 展覧会側が頭を悩ませたことはよく伝わってきた。 そこで1960年の世界平和評議会で選んでもらった世界三大文化巨匠ですよ >>45 コバチューは害虫だからコロナスプレーで駆除 情報更新できてないじいさんや孫引きくんはお引き取り願うとして 考証が信用できる研究者は誰が残るんだ・・・ 愛知県美術館 予定通りに大浮世絵展をやるんだな。 名古屋人、度胸あるわー >>54 [主催] 愛知県美術館、国際浮世絵学会、読売新聞社、中京テレビ放送 こいつらから集団感染だな まともな研究者が集団感染して おかしな研究者はコロナも避けて通る未来が見える・・・ 亡くなって悲しむ人より喜ぶ人が多くなった研究者は哀れだよね >>54 「大浮世絵展」は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、4月20日(月)まで 臨時休館としておりましたが、4月10日(金)に「愛知県緊急事態宣言」が発出され たことを踏まえ、臨時休館の期間を5月7日(木)まで延長いたします。同時開催の 「コレクション展」の臨時休館の期間につきましても、同様に延長いたします。 ■新たな臨時休館期間:4月7日(火)〜5月7日(木) >>23 密林レビューでツッコミ入れられる入門書って >また、菱川師宣の頃の墨摺絵(墨一色)の時代から、過度期の紅摺絵(数色程度)の >約半世紀をすっ飛ばして、鈴木春信の錦絵(色板の数だけ多色摺りが可能)がいきなり >登場したことになっていたり。錦絵は突然変異のミュータントか何かなのですか・・・? そこが超入門1760円で、もっと知りたければ 『浮世絵(日本の伝統文化)』3520円を買えといってるんだよ うー、図書館が使えないとなると 日文研の浮世絵データベースがなくなったのがアイタタタタ。 >>63-65 17世紀には出島のオランダ商館を通して 浮世絵が海外に輸出されたとか書いてあったんですけれど 17世紀はまだ1600年代・・・ >>54 >】「大浮世絵展──歌麿、写楽、北斎、広重、国芳 夢の競演」は5/31(日)までの会期を >予定しておりましたが、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため閉幕いたします。 なんてこった… 写楽の誰某論を一蹴して 能役者説押しの展覧会だっただけに残念 芳艶の源頼光足柄山入之図の兎が持ってる物って何かわかる人いる?? 最近、ヤフオクで3,000〜5,000円くらいのヤツを集め出したんだけど価値はあるんですか? もっと高価なの集めるべきかな? 三代豊国?が好きです。 >>72 好きなの買えばいい 三代豊国なら復刻もあんまりないし 今更なんだけど保永堂版の復刻五十三次を集めようかと考えてるんだけど図録で見てれば良いかな?とも思う。 みなさんは、安価な復刻を集めたりはしますか? ヤフオクとかで1枚1000円くらいで買えるよね。 55枚だと5500円プラス送料か。 人気あるのは1000円じゃ落札できないかな >>21 図書館復活したから、山下裕二著『日本美術の二〇世紀』確かめた。 世界十大文化巨匠(1956年度) 雪舟 レンブラント モーツァルト ハイネ ドストエフスキー イプセン ピエール・キュリー カーリダーサ バーナード・ショー ベンジャミン・フランクリン 葛飾北斎は世界三大文化巨匠!(笑) 忠臣蔵関連の浮世絵集めてるけどキリがないわ 資金不足もあり、なかなか状態良いのが買えないでいます >>80 無知丸出しでごめん。 今は写楽の正体?は確定してるの? 斎藤十郎兵衛? >>81 写楽殺人事件の頃は斎藤十郎兵衛の実在がまだ疑われていた。 いまでは過去帳が見つかって生没年まで判明したし、 阿波藩士だったことも能役者だったことも八丁堀に住んでいたことも確かだったし、 隣りの家に国学者の村田春海が住んでいたことまでわかっている。 それから栄松斎長喜が証言したと書いてある文献が複数出てきた。 歌川国貞も写楽は武家方だったと証言を残しているから、矛盾はない。 TVや出版社はまだ斎藤十郎兵衛に絵を描いたことがないといって引っ張っているが、 そんなことをいっていたら大部分の浮世絵師の本名(職業)は確定できていないことになる。 >>84 横から失礼します。 一旦、否定された説が確定した説がほぼ確定した訳ですね。 私は子供の頃に読んだ漫画に書いてあった写楽=シャーロック説をしばらく信じてましたw 国際浮世絵学会でもまだ別人説を支持しているの 喜多川歌麿説の石田泰弘と鳥居清政説の中右暎くらいじゃないの。 高橋かっちゃんが書いていたけれど 写楽の別人説はもともと斎藤十郎兵衛の実在に裏付けがないことから出てきたもんだから 実在が確定した時点でゲームセットだってさ。 高橋克彦は「だまし絵」シリーズしか読んでないけど歌麿、北斎、山東京伝などで浮世絵に興味持った。 殺人事件シリーズは読んでないけど探して読んで見ます。 高橋克彦さんは浮世絵界でも重鎮? >>89 そうです!(笑) さすが良くご存知ですね。 いまどき写楽別人説なんかに飛びついたら WGIP陰謀論と日ユ同祖論のカモにされるぞ。 高橋克彦はホントは国芳〜芳年のあたりが一番贔屓なんだけど 30年前はぜんぜん人気なくて 浮世絵に興味ない一般読者が買ってくれそうな浮世絵師というので 北斎とか歌麿とか広重とかの話になったらしい。 写楽って 2012年の『東洲斎写楽考証』あたりが最後で それからまともな考証の本が一冊も出てないし 学会的には完全に決着がついちゃったんだろうね。 >>93 そういえば新聞錦絵の本を読んだわ(芳年と芳幾) 高橋克彦が写楽正体のモチーフにしてた秋田蘭画説って全く見当はずれだったのかな? 高橋克彦とは無関係に一人歩きしている。 哲学者の佐藤薫という人が「写楽と秋田藩」という論文を書いている。 小説では「大名絵師写楽」だとか、いろいろ。 昔の別人説論者って、ころころ旧説を取り下げて新説作っちゃうから 一人で三つも四つも新説を立てていたりして笑える。 二十年以上にわたって北斎説しか持ちネタがない田中英道とか、むしろ珍しいタイプかも。 これからは役者絵とか美人画だけだと受けなさそうだよな 北斎広重国芳、あと芳年がメインになるのかな read.cgi ver 07.5.1 2024/04/28 Walang Kapalit ★ | Donguri System Team 5ちゃんねる