曽我ひとみさんは北朝鮮に拉致された当時、言語形成期はほぼ終了している19歳だったわけだけど、
帰国したときの記者会見で、少し拙い発音で「とても会いたかったです」の一言しか言わなかったよね。
あれを見て、日本語をかなり忘れてるのかなと感じた。
実際、帰国してしばらくはなかなか日本語が出てこなくて苦労したらしい。
でも他の4人はそんなに違和感を感じなかった。

他の4人は日本人同士で結婚して、家庭内では日本語を喋る機会があったのに対して、
曽我ひとみさんは英語話者のジェンキンス氏と結婚したから、日本語を喋る機会がなかったという違いだろう。
19歳から43歳まで24年間日本語と隔離されるとどうなるかという一つの事例ではある。