>>38
そのうち動詞の自他の区別もなくなりその差は剰余的な異形態ということになり
「この曲がかけていた」と言うようになるだろう。
自動詞も他動詞構文に使うようになり「夏休みを延びた」も可能になる。
発見のガが定着すれば他動詞オンリーの目的語にも「ラーメンが食べよう」のように
可能・願望以外でガ格が可能になり、「山が降りてきた」「空が飛んでいる」もOKになる。

> しかし、このように振る舞う補助動詞「-て v」は、他に例がない。

そうなのか?ただ、補助動詞化する前の用言の格支配が補助下の後も類似した一致を
示そうとする傾向があるのは周知の通り。「いただく」「もらう」はガ・ニ・ヲで区別される
3つの名詞句を従えることのできる三項動詞。
補助動詞になったからといって格を軽減する必要などないだろうに…

…ただ、若者の間では動詞「いただく」は死語になりつつあり、
補助動詞「いただく」は謙譲語から丁寧語に変化し同時に授受の意味が薄れつつあり、
「もらう」の二格はカラ格に取って替わられようとしている。
なるほどこうなると補助動詞イタダクが三項から二項に変わるわけだ。

「くださる」の消滅といい授与動詞は劇的な変化の過程にあるな。