ヴォイスだけど受動というより使役じゃないかなあ。

動作の対象は「理解してもらう」人の「側」の何かなんだろうけど、その人そのものとは限らない。
その人が受益者となるわけだが、同じ受益表現の「〜てくれる」と比べると、
「幹事が三次会を中止にしてくれた」の場合は三次会の中止について話し手から幹事に対して
働きかけがあったとは限らないが、
「幹事に三次会を中止にしてもらった」の場合は何らかの働きかけがあったと思う。
「てくれる」には受動の性質があるのに対し「てもらう」には使役の性質が強いのではないかな。
>>47
日本語の場合ヴォイスやテンスやアスペクトには確かに助動詞的接辞か
いわゆる連用形接続の動詞由来の派生接辞によるものが多いが、
アスペクトやアクツィオンスアルトなら「ておく」「てみる」「ている」といったものがある。
「テ形+補助動詞」はヴォイスの中では特異だが、文法範疇全体から見れば特異でもなんでもないだろう。