>>48 「V-てくれる」は視点の取り方が特異 (「*私が V-てくれる」と言えない) だが、それ以外の例では
V の動作主と「V-てくれる」全体のガ名詞句とは一致する。ヴォイスではない。
「V-てもらう」が受身的か使役的かは確かに問題だ。ただ、V の対象が全体のガ名詞句である場合、
 ・太郎は次郎に {φ/?自分を} 助けてもらった。
 ・太郎は次郎に {φ/*自分を} 助けられた。
 ・太郎は次郎に {*φ/自分を} 助けさせた。
「V-てもらう」の振る舞いは、やはり使役より受身に近い。
「V-ておく」「V-てみる」「V-ている」いずれも、V の動作主と全体のガ名詞句とは一致する。
一致しない「V-てもらう」「V-ていただく」「V-てある」「V-てほしい」の特異性は動かない。