>>22
> まず,その例えでは実際に仕事が早く終わったから早く帰れたという因果関係が成立している状態からスタートしているが,
> 東北方言の発音についてはその因果関係が有るかどうか自体が不明なわけだから,たとえ話として不適切。

いいや、だからこそ、たとえ話として適切なんだよ。
言語学板だから、その文意を読み取ってもらいたかったなあ。

因果関係が成立しているという条件はもちろん論理的な仮定の話だ。
そのたとえ話としてもっとも分かりやすいのが、誰もが経験的に自明だと
認識するであろう>>21のような例だろう。だからこそもっとも適切な例だ。

つまり、A変数とB変数の因果関係があると仮定してみる。
しかし因果関係を決定する変数がこれだけとはかぎらない。
文化など社会関係を対象にした科学では、これらの変数の数は増して複雑になるだろう。
「AならばB」を一意に成り立たなくする他の変数も考慮しなくてはいけなくなる。
それが>>21の例だ。

帰りの交通事情が悪ければ、仕事が早く終わっても帰宅は遅れる。
この証拠は、AとBが一意な因果関係をもっているとする仮説への反証にはなるが、>>19
だからといってAとBとの間の因果関係が全く成り立たないと証明されたことになるのだろうか。
>>12がいう強い仮説に対してなら反証になるかもしれないが、
おそらく>>14>>19がいう意味では反証にはならないだろう。