言語学的な俗説・トンデモ
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
俗説やトンデモが以外にはびこりやすい言語学分野ですが、
どのような言説があり、なぜそのような説が生まれるのかなどについて語りましょう。 >>62 http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/gengo/1316606672/31
元来「うる」と「もち」とが対義の関係にあった。
「うるち」は「もち」の対義語として、近世に現れた江戸方言。
「粳 うるしね〔和名鈔〕うるごめ うるのこめ うるち 江戸」 (『重訂本草綱目啓蒙』18・穀、1847) 科学としての基盤が弱いからだろ
英語でいうhard scienceでなくてsoft scienceだから変な説が本物の学者から出てきたりする
数学→物理→化学→生物学→医学→…のような順番でどんどん論理的反証性が下がり
演繹でなく実験と帰納に頼る割合が増える
そうすると必然的にトンデモ率が上がる
そもそも日本だと言語学って科学と思われてないフシもあるしな 現に科学じゃなくね?研究対象となりうる言語のうち、
いわば半分を占める古語は文献資料に頼るし、
比較言語学、社会言語学、文字論、意味論、(ほかに分野の端っこに修辞学)という自然科学の方法論を使いにくい分野も含む。
生成文法は言語学は最終的に脳科学などの自然科学に回収されると自称するものの、
数十年しか歴史がないわりにはチョムスキーの号令で理論体系を何回か大きく変えていることからして、
知見の積み上げに加えてその時の流行が理論に影響するファッション臭さも持ってるしな。 科学じゃ無いとか言っちゃうそういう態度だからだってことだろ
英語版Wikipediaの言語学の項一行目でも読んどけ
http://en.wikipedia.org/wiki/Linguistics
Linguistics is the scientific study of human language.
物が確率でしかない素粒子の世界やら光の速さで100兆年かかる宇宙の先なんて
科学できないよとか言って諦める物理学者はいない
他の科学も基盤がしっかりしてる分野は全部そうだ
その時の流行で理論がガンガン影響されるし、何度も体系が180度ひっくり返るけど、その都度前進する
科学としての基盤がカスなくせに、応用科学的分野を砂上の楼閣の如く築こうとするし
ついでに傾いて沈んでる楼閣の上に人文学的分野をデカデカと飾ろうとしてるからトンデモなんだろ 科学なんて砂上の楼閣そのものだろ。
それを知らずに否定するのがトンデモの正体。
なんで建ってるかわかってたら誰も調べないんだよ。 言語には自然科学の対象になる部分とそうでない部分がある。
言語能力についての研究が前者、言語使用の研究が後者。
誰も(自然)科学で全て解明できるとは言ってない。 NHKのようなところですら、言語的に見て間違った説明を平気ですることがある。
日本語学とか方言学という学問の存在自体が知られていないんではないかと思うことがある。
一部のコーナーではちゃんとそういう学問の成果を反映しているが。 でも言語能力について現状自然科学的な分析ができてるかっていうとどうかな?
間違った説明のことを間違った言葉といい、あたかも言葉が悪いような責任転嫁をするんだよな。
単なる失言なら間違いだろうが、確信的に使っているのに間違いもないだろ。 部首とつくりでできてる漢字の成り立ちの説明で、会意文字として解釈する説明が多いけど、
形声を軽視しすぎな気がするのは私だけ? 真実・事実・現実・史実は人の数だけある。だから「真実は1つ」に執着する者ほど矛盾(怒り・争い)を体験する/感情自己責任論 >>75
なぜそう思うのか逆に尋ねたい
漢字の圧倒的多数は形声字なのに だからどこの漢字の説明で形声を軽視し会意を重視しているというのか 漢和辞典なんかを開いて出てくる漢字の説明は説文解字ベースのものが多いと思うが、
そういう説明が時代遅れの研究で形声を軽視している、と言っているんだろう。 説文解字は同音でなくても音が近似なら形声や仮借にする傾向があった
会意だと言われていたけれど実は形声だった、なんていう例は
あったとしても(あっただろうけど)ほんのひと握りで、
決して傾向を語れるほどの数ではないだろう
むしろ甲骨文が解読されて、それまで形声の声符だと思われていたものが
別の形とわかったためその字は会意字と判明、という例のほうが多いのではないか 漢字の字源なんて古代人に会えないんだから確かめようがない、と言ってしまうとそこで終わってしまう
まあ実際白川だろうが藤堂だろうが推測の域を出てないし >>75がよくわからないことを言って逃げたのと漢字の字源が確かめられないことは関係ないと思うね 言語学とは違うが白川静の字源が程度の低い俗説であることは確かだ
それど訓読が日本の偉大な発明と勘違いしてる人も多いよね
チャイナの周辺の民族も似たようなことをしてるのに >>63
稲の原産地、インドネシアでは ジャポニカを「bul」、インディカを「chere」と言う。
これが日本に来た時、二つが合わさって「bul+che」で「uruchi」に変わったんでないの? 中学の英語教師が、「『驚く』にあたる英語表現で、なぜ受動態を使うか?」という質問に対して、
「驚くというのは、自分の意思でできることじゃないから、日本語の表現は論理的に間違っている」という説明をしていた。
高校の英語教師は、be surprisedの後は何故atかという説明で、米英はキリスト教国だから、感情は神が起こさせるもので、by Godが隠れていると説明していた。
この種の言語学的にはトンデモな説明が、語学の現場では普通に使われてたりするね。 驚く
生まれる
傷つく(怪我する)
溺れる
これに当たる英語は受動態だな
一方で「吹かれる」が受動態じゃない
例 The answer is bloin' in the wind〜 (風に吹かれて 歌詞) 日本語と朝鮮語は同祖だという俗説。もし、日本語と古朝鮮語が同祖だと考えるならば、
衛満国(中国)みたいな発音であると推定できる。よって、日本語とは扶余諸語ではあるが、
朝鮮語ではないと結論付けられる。 トンデモというのは反証可能性がないからトンデモって言うんじゃない?
反証できる命題ならトンデモではなくただの仮説。 スラウィシ語とウラル語が近いと言う研究も有る。
タミル語と日本語も関係しているかもしれない。
最新のY-DNAの移動経路を見ると日本のY-D2は、インド南岸を通り、インドネシアを経由して
フィリピン経由で日本に来たようになっている。
大野氏は弥生時代にタミル語が来たと言う仮説を立てているが、縄文時代なら可能性は十分にある。
ちなみにウラルのY-N1cは日本へ来る途中のインドシナ半島付近でY-D2と別れて北上して、アルタイ
へ行ってから、西に行ったようになっている。
ウラルアルタイ語と言うくくり、と日本語とアルタイ語の関係も、このDNAの経路から解明できる
だろう。
言語学で色々と疑問だった事がDNAの分散過程を見れば氷解する。 言語と分子生物学を関連付けるのはかなり危険だと思うけどなあ
両者は畢竟全くの別物だからね 言語学的に「同祖」ってどういう意味なの?
遺伝的に離れた種間での交雑が成り立たない生物学的な系統図を想定していない?
それを考えると、印欧語族って概念も崩れるかもしれない。 生物学の系統関係を言語学で全くそのまま使ってるわけじゃないんだから、
言語系統の概念は崩れないよ。
印欧語族から始まったとはいえ、他にも適用できないわけじゃないんだから。
ただ、生物種の場合、ある程度離れると交雑できなくなるのに対して、
言語はいくらでも交雑するな。
もしかして、世界祖語を復元するには、現存の言語を全てちゃんぽんにした、
究極のクレオールを作るのが早かったりし。 >>93
遺伝子で言語系統を全部解決しようとしたら危険だけど
ある程度は関連あるんだからある程度は参考にはなる
信じすぎるのもダメだが全く考慮に入れないのもダメでしょう >>96
遺伝子系統を考慮するのは、最後の最後の段階だね。
最初から念頭にあると、それに思考が引っ張られる。
ダブルブラインドテストが必要なように。 思考が引っ張られなければ最後じゃなくても構わないのでは?
むしろ相互に補完しあった方が良いと思うが 実際欧米の言語学は分子生物学の影響をすでに受けているしな 遺伝子が示す言語交替
遺伝子はしばしば言語交替の証拠を残す。
例えば、ヨーロッパ西部は現在は印欧語族の言語が分布しているが、
遺伝子でみると印欧系民族(アーリア人)のY-DNA:R1aでなく先印欧系Y-DNA:R1bが高頻度である。
これは住民が殆ど変わらず言語のみ交替が起こったことを示している。 Rはなんとなく分かるがIやバルカンのEはなに語を話していたのだろうな。 Iは痕跡が無いだろうね
Eは線文字Aがその可能性があるが アルバニア語やギリシャ語は非印欧語由来とみられる基礎語彙が多いらしい。
(古代ギリシャ語でも20%強だったかな)
「エーゲ」海や「エジ」プトの語源となった再構形*/aiga-/「海」も
ルーツ不明の語彙のひとつ。 確実にどんな人でも可能な嘘みたいに金の生る木を作れる方法
時間がある方はみてもいいかもしれません
グーグル検索⇒『金持ちになりたい 鎌野介メソッド』
TWPR3 世界の神話の系統を探ればルーツが判るかもよ。
日本列島の創世神話は南方が多い。
一方大和創世神話は大陸扶余神話に似る。
日本列島に最初に来た人間は南方からきて、大和朝廷を作ったのは扶余ではないかな。 インドネシアにはコメの語彙にブルとチェレの二つがある。
二つ合わせればブルチェレ。
ウルチの語源じゃないかな。
どうやら稲の原産地はインドネシアらしい。 >>107 Iはクロマニヨンの言語か。Iの多い地域のゲルマン語や南スラブ語を調べたら痕跡らしきものが出るかも。もっとも、北方のクロマニヨンと南方のクロマニヨンがそもそも同じ語族の言語を話していた保証はないけど ソォー| ̄皿)o―――――――――C~-v(  ̄Д ̄).。o○フゥ~ 日本語韓国起源説(トランスユーラシア語説)という大嘘を喧伝してる詐欺は訴えられるべき
あれの提唱者は捕まってないだけの詐欺師で公金チューチューしてるのとなんも変わらない ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています