>>453
-te(て)  am(ある)に由来するという。 「ある」は本土では何のことはない動詞だが、
琉球諸方言では特殊で、これと「おる」にあたる wum、敬語の-jaibi:nは末尾に-mを持つ。
-mの由来は不明。「たん」は、本来開音節が普通の日本語で語末に撥音をもつことと、
本土語の「-た」が「-てあり」に由来することの二点から-te amによる。
本土古語には-り、-き、-けり、-ぬ、-つもあったが、琉球にはこれは受け継がれなかったようだ。
琉球は語彙と発音には古いところが結構あるが、文法には古いところはあまりない。