>>455
あん、をぅん、やん、終止形-ゅん、丁寧形-ゃびーん、過去形-たん、
のような本土古語のラ行変格活用に由来する動詞や語尾だけが、
琉球の多くの方言で、なぜか終止形が-m(-n, -mu)になってるんだよね。
琉球のラ行変格には あ-し、あ-くとぅ の「あ」のような省略形(準体形)もあって、特殊な進化を遂げている。

過去形「たん」は、本土古語の「たり」に直接由来すると考えていいんじゃないか。
「てあり」に相当する形は琉球方言にもう一つある(-てーん<-てぃ あん<-て あり)。

「-つ」は現代語には無いが、おもろには「あつる(<ありつる)」として化石的に残ってはいるね。