近年、中国人の中に沖縄の領有権を主張する人が出てきたり、
中国の一般人の中にも沖縄が昔は中国領だったというような誤解をしている人がいたりするので、
中国人にも分かるように、琉球諸語と中国語、その他としてアイヌ語・朝鮮語との比較表を作ってみた。

http://nullpoarchives.orz.hm/uploader/upload/File11831.pdf

奄美語は奄美市名瀬方言、国頭語は今帰仁村与那覇方言、沖縄語は那覇市首里方言、
宮古語は宮古島市平良方言、八重山語は石垣市石垣方言、与那国語は与那国町祖納方言。

アクセントも示したが、南琉球諸語については完全なアクセント付き資料が見つからなかった。

中国語は北京語と広東語の他、上古音と中古音を示した。発音はBaxter and Sagart 2011に依った。
朝鮮語については中期朝鮮語も示した。

こうして見ると、あれほど本土方言と相互理解性がない琉球諸語も、
基礎語彙を比べてみれば、日本語族であることが極めて明確であることが分かる。

地図を付け加えてみればもっと分かりやすいんだろうが、いい白地図が見つからなかった。

間違いや改善案があったら指摘してほしい。