小錦さんは、新弟子のころ日本語がわからず、ずいぶんいじめられたそうだ。
それが、稽古場で首謀者の兄弟子が力を抜いている時に頭突きをくらわせ、肋骨を折って救急車で病院送りにしてから、いじめはぴたりと止んだという。
しかし、結局相撲協会にいじめられて、横綱になれず、追い出されてしまった。
そういう運命は、プライドをもって生きる人には、仕方ないことだと思う。