【藁>>66】あまったものを「端」端材端布等と言うし、そのまま「端ら」でも。
 つまり「中心・かなめ」ではない部分のこと。
【わや】という方言も「端や」で、役立たず・ダメ。
【わずか】「残りが果つか果たざるかという一歩手前→もう果づかという所」
【綿】機織りに使うもの「はた→わた」
【わしづかむ】鷲のようにではなく、単に端をつかむ。じっくり真ん中をでなく、あわてて端を。
【わざ】業・技「はず」との関係か。矢筈が語源とあるがあやしい。
 矢筈の「はず」も「端じ」という意味は共通だろうが、直接の語源ではなさそう。
「手立て・手筈≒手初め=手端づめ」と、何かを行うことには「手」の感覚が伴うため、
「手を果す=手を馳せる」手を伸ばして事をなすという意味で
「馳さむ→はさ→わざ」となった。文字通り「手業=手馳さ」という言葉もある。
組み合わさって意味をなしていた言葉から「はさ」だけ切り離されて「わざ」になった。
もうひとつは単純に「行為の結果・つまるところ」の意で「果然(はさ)」「はてさて」も「果て然て」
【わっしょい>>8】「馳せよ」や「力を果たせ・尽くせ→果せよ=力の限りをふりしぼれ」でも。
【わたる】「向こうの端に端たる」「遠くに果たる」
【かわず】川とは関係なく、劇的に容姿を変えてオタマジャクシから遠く離れるため「かはづ」「かへる」
「彼方へ果てる→彼果つ→かはる→変わる」よって、かわりはてるは「彼に果てて果てる」で重言。


語中の「は→わ」は蛙のようにまだまだあるだろうけど
さすがにもう語頭の「わ」わ無いは(はらい)