平仮名や片仮名の踊り字は今では殆ど使われなくなってしまいましたが、
最近「々」までもが徐々に姿を消しつつあるように思われます。

例えば「弱々しい」を「弱弱しい」と書いたり、「人々」を「人びと(人人)」と書いたり。
「津津浦浦」なんていうのも目にすることがありませんか?
ある小学生用の国語辞典でも、やはり「々」を一切使っていませんでした。

もし子供の頃から、「々」を殆ど見ることなしに育てば、当然ながら
「々」を使うことはなくなるでしょうし、たまに見たとしても、私達が
「ゝ」などを見るのと同じような感覚で、「昔使っていた文字だな」となんとなく
認識するだけにとどまるでしょう。そのうち「々」もなくなってしまうかもしれません。