不要な助詞なんてないよ

>>33
中国語にも漢文にも助詞はあるよ
格助詞はないけど語気助詞や構造助詞があるし、介詞の役割はある程度格助詞に似ている
格助詞のつもりで助詞と言ってるのなら、膠着語でも格助詞を持っていない言語なんていくらでもある
膠着語という用語をいわゆるアルタイ系の言語みたいな意味で使っているのならそれは狭すぎる
スワヒリ語だってインドネシア語だって膠着語だ

>>35
「に」は移動の終着点、ほか用法多数で直前は人間も場所も物も可(○先生に送る ○先生の所に送る)
「へ」は移動の方向のみで直前には方角か場所しか来ない(×先生へ送る ○先生の所へ送る)

「海に行く」は到着が確定している
「海に行ったら混雑していた」「海に行って泳いできた」

「海へ行く」はだいたいその方向に移動を開始するというだけで到着は視野にない
「海へ行こう」「産卵を終えると川を海へと下っていく」

動詞や状況との組み合わせでどちらを使うかはだいたい傾向として固まっていたのだが
読書体験の少ない人が多くなったせいか「へ」を使う動詞が増えつつあるのと
使用範囲の少ないぶん「へ」を「に」の高級表現・正式な言い方だと思ってる節のある文章もちらほら
だから以前はなかった「〜へ対する」「〜へ着いた」などがよく見られるようになった

そもそも漢文訓読体には「へ」が無いので「対する」のような漢文訓読から生まれた動詞は
移動の方向かなという時でも「に」を使う