>>17
もし助詞で追いかけるとするなら、鍵は、格助詞「に」だと思う。

これ、文法上根幹をなす助詞で、
しかも、現代語各方言から、最古の文献に至るまで、
音価も具体的意味の要素も、ほとんどブレがない。
しかも、文法的に省略が出来ない。
どんなに孤立語化しても、どうしても格文法上助辞が必要になる
最初の要素が「与格」で、この事情は、英語、イタリア語、古典中国語などをみてもよくわかる。
与格に接辞を与えないと、3項動詞の接受行為の正確な描写が、普遍的にできないんだね。


ところが、「に」の起源を、他の言語に求める見解は、トンデモも含めて何一つ成功していない。
南方派も、北方派も、電波さんたちも、「に」の説明はほんと出来ないんだ。
あの金思火華ですら、「に」だけは、朝鮮語とのこじつけが全く出来ず、さじを投げている。

「に」こそは、最も日本語らしい助詞なのだと思う。
これの説明が付けば、一気にブレイクスルーできそうだとすら思える。