白村江敗戦と上代特殊仮名遣い 「日本」を生んだ白村江敗戦 その言語学的証拠
藤井游惟著
日本語・朝鮮語・中国語の音声映像CD付
東京図書出版会

「この話を一般の歴史ファンにすると、「おまえの言うことはもっともだ」と大いに納得してくれるんですが、
御し難きは国語学者をはじめとする「専門家」のみなさん。」
「どんな分野でもそうですが、「専門家」を辞任する人々は、みんな「お山の大将」、あるいは「井の中の蛙」、
「他の分野のことはいざ知らず、この分野のことは俺が一番よく知っている」という妙なプライド(うぬぼれ)と縄張り意識が非常に強く、
門外漢が自らの領域に踏み込んでくると「縄張り荒らし」として本能的な反発を覚えるもの。」

「つまり、筆者の主敵(?)は国語学者ということになりますが、日本人自身が日本語を研究する「国語学」という分野は、
他の明治以降の輸入学問と違って、遠く平安時代の「歌学」にその源を発するもの。
その1000年以上の歴史と伝統の後継者としての意地とプライドに凝り固まった人々は、自分達が100年も論争して決着がつかない問題に、
門外漢が口を出してもよほど決定的な証拠を提示しない限り、意地になって認めようとはしません。」

「しかし、ご安心ください。筆者は国語学者のあらゆる反論や批判を完全に封じることが出来る「決定的な証拠」を発見しました。」