>321
>>309に対する返信に横から。理解した上で書かれているのかもしれませんが確認のために。
一応説明をすると,>>309の意図は,sukujuN(1)「掬う・救う」の語頭のsuはsuku(1)「底」(<*soko)などと同じく*soに対応するから*soku-/*soko-を
再建すべきかというと,cukujuN(0)「作る」のcuは*toと再建できないから(>†tukujuN,cf. tuku(0)「得・徳」(<*toku)),*tuku-から予想される
†cikujuNのciが逆行同化でcuとなったと説明されるべきで,同様に「掬う・救う」も*soku-とせず*suku->*siku->suku-と見ればよいということ(と思われる)。
(類例はsusu(1)「裾」(<*suso)など。)kusui(0)「薬」も*kusoriと再建せずに*kusuri>†kusi(r)iからの順行同化で説明できるのはというのが趣旨。
なので音消滅とは直接関係ない話(同化がどの段階で生じたかはひとまず保留。CuCu-では*Cu>Ciが生じなかったのかもしれない)。

>一音節語は音消滅しないってルールはどうだろう
>本土日本語で一音節語にオ甲が多いっていう事実にも符合する。
ちょっと混乱。一音節語の*Ci, *Cuの母音が消滅しないということと,オ甲が多いのがどう結びつくのか。
(整理して分かったが,*Cu>Cuなので*Coが狭母音化せずにCoで留まるということですね。)

数詞の場合は確かに特別かもしれない。Ncju(1)「一昨年,三年前」(<*mitu?mito?)はmi-「三」との繋がりが意識されなくなったからこそ
音変化が起きたとも言えそう。

>おお、前スレで俺、C系列は上昇アクセントの名残なんじゃないかと思ってたけど
実は前スレの終盤辺りから見ていたので,アクセントに関する議論も,上昇調を再建している人がいることも覚えてはいたが,390氏とは
記憶していませんでした。申し訳ない。