>>341
興味深い議論だけど、パンドラの箱を開けちゃってる気がする。
特にアクセント論については、「任意の分裂」は最後の手段だよ。これは比較言語学の否定だから。
俺自身は、以前書いたとおり、松森のB群C群は、
院政京都アクセントの「番号の年寄り側の類(低起起伏)」において、
下り目の位置差がもたらした緩やかな分裂によるものだ、という仮説を立てているが、
これ自体は論理的に禁則なので、あまり大声では言えない。
C群を祖形に立てて、不都合な例を「C群が分裂したに違いない」と言うのは、褒められた態度ではない。
金田一を越えたはずの松森にこだわって、金田一の斜め下に劣化してる。

アクセントは傍論だけど、音韻変化についても、任意の分裂は出来る限り拒否する、
という態度は、絶対に必要だと思う。
実際の言語の通時変化では珍しくないけど、論理が即時崩壊するから、これを持ち込むのは最後にすべき。