>>352
ありがとうございます。このスレはいろんな人が闖入するところなんで、ついつい口が悪くなってしまってね…

ところで、琉球「祖語」のC系を、いきなり「2音節目に核」と大胆に立てますか…
私はこれは留保せざるをえない。
本土に引きずられすぎだ、と言われればそれまでですが、
ちょっと待って!?と言いたいのが正直な所。
琉球祖語が最初から3型だとすれば、祖語2音節目核は自然だとは言えますけど。
そうすると、AB群は、祖語の具体的形としてどうたてますか?
A頭高(有標)、B平板(無標)という、「(本土の多数に対する)反転アクセント体系」を「祖語来として」立てますか?


松森は、本来は九州方言アクセントのプロでもあって、
本当は西南九州との連続性を、常に頭に入れているようにも見えます。
上野は、「音声的な癖が音素に通時的に影響していくことが往々にしてある」という立論を好むため、
しばしば、本来不必要な議論をしたり、ノイズを意図的に混入させることに、
注意が必要なようにも思います。
脱線してしまうけど、上野の加賀白峰方言分析による「本土アクセント高起類の音声的下降仮説」は、
なぜあんな議論をする必要があるのか、私にはさっぱりわかりません。
上野的に言えば、琉球方言に広く見られるA系頭高もまた、この下降音声の末裔ということになるのでしょうけど。