>>362-365
・アクセントについて
なるほど、3拍名詞はこんな風に整理できるのかもね。
    下り核なし あり
高始まり 1類  2類
低始まり 3類  4類
昇始まり 5類  6類
俺としては3拍以上の名詞に昇・降を割り振るのが躊躇しちゃうけど、特に否定の理由もないので受け入れられます

・e1の由来について
こちらもあんまりいいアイデアないんだけど、ke1puはke1saからの類推かも。他にも由来不明のe1がそこそこあるんだけど謎だね。
ただ、「*okiara」「*kapiar/s」「*sakiab」などの語が絶対なかったっていう証拠もない

・ua→o1の可能性について
母音融合についてはいつの時代も起こる可能性があるんで、kua→ko1があってもおかしくないし344の仮説に特に影響はないと思う。
これが「すべてのo1がuaから派生した」と言われると影響が大きいけどそういう話じゃないんだよね

・有坂法則の発生時期について
第1第2と第3でだいぶ例外の確率が変わるんで、違う原理なのかもしれない。とりあえず第1第2の発生時期だけ確定しておきたい。
琉球諸語に有坂法則12が見られるんだから、分離の時期を法則発生の後ろにしたのはまずかったかも
ただ、前スレ909あたりで3世紀の日本語にe1、e2が見当たらず、二重母音のままだった可能性があることを書いてたのを思い出したんで
本土日本語のe1の高舌化/琉球諸語にe1が残った時期を3世紀より前と見たい。
また、usiro kusiro musiroに個別に複合語の可能性を示唆しているけど、せっかく*usiroという音の並びで似たような動きを示すんだから
少ないルールで説明したほうがオッカムさんも納得いくと思った。
あとe1も有坂法則も柄渠觚か。俺柄渠觚さん好きだな。

つづく・・・