上代特殊仮名遣い 三音目
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>>343 ひょんなことから休暇もらえたから自転車で図書館いって時代別国語大辞典見に行って調べてみた。 俺の説の反例になる「2音節以上の語頭のオ甲」がいくつあるか数えてみた。 有声音かどうかは気にしてない。そもそも語頭に有声音が立つのはオノモヨヲの5つのうえに甲乙区別つくのはノモヨ(モは古事記のみ)だけだし 集めるといくつかのカテゴリにわかれることがわかった a) 動詞・形容詞に属するもの 16語 焦:コ1ガル 扱:コ1ク 恋:コ1フ 媚:コ1ブ 細:コ1マヤカ 噪:ソ1ソ1ク(ざわざわする) ソ1バフ(甘えふざける) 隆:ソ1ル 着:ト1ク 磨:ト1グ 利:ト1シ 唱:ト1ナフ 問:ト1フ 燃:モ1ユ 呼:ヨ1ブ 弱:ヨ1ワシ b) 動物の名前に属するもの 6語 鯉:コ1ヒ 駒:コ1マ コ1モ(ホンダワラ?) ソ1ニ(カワセミ) 虎:ト1ラ 百舌:モ1ズ c) 同音を繰り返すもの。4語 畳語だったりオノマトペだったりするかと ソソクは重複 コ1コ1(猿の声) コ1ゴ1(すり合わせる音) 噪:ソ1ソ1ク(ざわざわする) 百:モ1モ1 d) 上記に属さない、本当の例外 7語 コ1クミ1(なんか病気の一種?) コ1ナミ1(本妻) コ1マ(肥沃な場所) ソ1マ(植林して切り出す山) 空:ソ1ラ 刀自:ト1ジ 隣:ト1ナリ コクミ・コナミなんかは複合語かもしれないし、トナリは元動詞なのかもしれないけど コマ(肥沃) ソマ(植林して切り出す山) 空 刀自 あたりは何も説明できないな! んで、なんで動詞や形容詞が例外になるのか、とかんがえてみたんだけど 特に2拍の四段動詞は実は1音節語扱いなんじゃないか?という仮説を思いついた 扱 : コク = ko1k 恋 : コフ = ko1p 利 : ト-シ = to1 -ci ←形容詞の活用語尾も分離してよさそう 四段動詞の活用語尾が子音終わりの音だと考えれば、1音節語のオ甲は高舌化しなかったという仮説で処理できそう あとフで終わる語は -ap が付いている付属語で実は1音節かもしれない ソバフ = so1b -ap トナフ = to1n -ap これで処理できないのは 焦 : ko1gar 媚 : ko1bV[+back]i- 細 : ko1ma 弱 : yo1wa -ci 燃 : mo1yai- の5つ 胡久美<コ(子)+クミ(組)? 本妻<コ(子)+ナ(の)+ミ(女?産?) 肥沃<コ(不明)+マ(間)? または単に土の粒が細かい意か 杣<ソ(高所を表す語根?)+マ(間) 空<ソ(同上)+ラ(場所を表す接尾辞) cf.古語や方言で屋根、天井裏、梢、川の上流など高い所を指す 刀自<ト(戸)+ヌシ(主) 隣<ト(戸)+ナリ(形、「道なりに」のナリと同じ) 媚<コ(子)+ブ(動詞化接尾辞) ちょっとわからないのもあるが、下三つは複合語でしょ 恋 : ko1pi2(上二段) は二音節では?形容詞ko1po-ciもある > 恋 : ko1pi2(上二段) は二音節では? おお、そうか。そういわれると 焦 : kogarai- (下二段) もまちがえてるかも あと、百舌はカラス、カケス、ウグイスみたいに-スがついた複合語かもしれんね。 百mo1mo1-cu →*momcu→mozu 完全にスレ止めた・・・本当に申し訳ない。 目先変えて上代特殊仮名遣いがなぜ消滅したかを語ってみるか オの甲乙は有坂の法則により分布が排他的だったから合流しても比較的不都合がなかったんだろうと思う けどイやエはなんであんな合流の仕方をしたんだろう? 前スレで、近畿と中部では異なる合流の仕方をしているから 近畿の合流の仕方が全国に広まったのは単なる偶然だろう、と推測したんだけど では近畿はなぜeとəiが合流したのか。 講演会のお知らせ 主催:歴史研究会「創世」 テーマ:白村江敗戦と上代特殊仮名遣い 後援者:藤井游惟 日時:10月26日(日)午後2〜5時 会場:埼玉市民会館うらわ(JR京浜東北線「浦和駅」西口より徒歩7分) http://www.saitama-culture.jp/urawa/ 資料代:500円 今回は、たっぷり3時間かけて、 私自らが編集したビデオを操作し、また7年前の出版以後に新たに得られた知見を加えて、 どなたにでもわかるようにご説明いたしますので、お誘い合わせの上是非お越しください。 質疑応答の時間もたっぷりあります。 拙論が「トンデモ」だとおっしゃっている方の意見も直接承りますので、 是非ご来会ください。 http://music.geocities.jp/konatarosu/Hakusonkou/Index.html トンデモ本なんてものは面白くなければ何の価値もない 近頃はつまらんトンデモ本ばかり アホクサ 久々に来たけど、ペラール説の議論が進んでるね こういう言い方をするのはなんだけど、>>61 的なロードマップからするとペラール説は実に厄介だなあ かなり疑わしくはあるんだが、完全に否定できるような論理もなかなか思いつけない 村山説の懐疑派の気持ちがちょっと分かったw o1が日琉祖語にあるのはともかく、e1があったというのがどうしても信じ難い 日本語単独の内的再構からすると、どう考えてもe1は卑弥呼の時代には無かったかなり新しい母音のはずだし e1の存在さえ葬れれば何の問題もなく俺が考えるロードマップに日琉祖語の分岐年代を組み込めるが、e1があることを認めると分岐年代を6世紀から7世紀頃に断定しなきゃいけなくなる それだと森博達によれば記紀万葉のアクセントは平安アクセントとほとんど変わらないらしいから、ペラール式アクセントの説明が困難になる あと、何故かペラールが再構した日琉祖語=日本語の最古形みたいな雰囲気になってるけど、あくまで日本語と琉球諸語が分岐した時点での日本語の母音・アクセント体系でしかないよね ペラール説が正しいとするなら、>>398 の言ってるようにペラール式琉球祖語(≠日琉祖語)に有坂法則の6母音版のようなものが発見できなければおかしい さすがにそれが出てきたらペラール説が正しいと認めざるを得ないけども それと、前にも話題に出してスルーされたけど村山八郎と山口佳紀が別々に「上代以前の日本語にはu2があった」って説を立ててる 山口はua,uo2→u2という母音融合を主張してるけど、これってu2というよりどう見てもo1だよね この人がこの音韻をo1ではなくu2としてる理由は後にu1に合流して消えたからだとするからなんだけども、この辺りはペラール説の根拠にはなりそう >>425 i1とi2、o1とo2の関係と違って、e1とe2の場合現代語のeはe1とは違う音 だから記紀万葉の時点ではまだ二重母音だったe2が母音融合を起こして現代語と同じeになって、それにe1が吸い込まれたんじゃないの? ごめん>>432 の下2行は忘れて とんでもなく的外れなことを書いてしまった このスレでも散々暴れてた藤井説に唯一評価すべき点があるとすれば、高句麗語は実は百済語であり百済語=新羅語だとしてる点だと思う 百済語=新羅語という説は韓国人の電波説扱いされることが多いけど、ここでよく名前の出るロゼッタストーンの人も全く同じことを主張してるよね 高句麗語とAN語の比較のページで、具体的な高句麗語(とされる百済語)と新羅語の比較をやってるけど ここではスレチだが、百済語と新羅語が同系だというのは単なる電波説で検討せず片付けていい説じゃないと思う >>110 >>140 半年も待たせてごめん まだ考えを纏めてるからもうちょっと待って AN祖語の再構は一部の子音の発音と一部の単語のアクセント以外はかなり固まってるから、日本語から祖語の再構にアクセスするのは難しい 可能性があるとすれば、まだ未定のアクセントを日本語から導くことだろうから、その方向で検討してみてる ペラールが再構した9種の日琉祖語アクセントからAN祖語のアクセントが導けたら面白いんだが > あと、何故かペラールが再構した日琉祖語=日本語の最古形みたいな雰囲気になってるけど、あくまで日本語と琉球諸語が分岐した時点での日本語の母音・アクセント体系でしかないよね ペラールの再構形はあくまで比較言語学の手法を使って遡れる最古の形ってだけだから そこから先にも当然古い形はあるでしょう >>61 のロードマップにしたって>>79 みたいに言語Xを繰り出せばペラール組み込めるかもよ? ここはちょっと大胆にやってみるか まずは縄文時代後期、寒冷化で従来の文化が維持できなくなってきた2500年前あたり 縄文文化は最終的に4つの文化圏に分かれており、言語も4つにわかれていた ・言語X1 : 千島列島〜北海道石狩以東 ・言語X2 : 北海道西南部〜東北〜関東甲信越の広大な東国地域 ・言語X3 : 中部・近畿・中国四国・九州北部、いわゆる「照葉樹林文化」 ・言語X4 : 九州南部〜琉球諸島 そこに日本語のベースとなるAN語族の言語Zの担い手が現れた。 言語Zに接触したXは、Zを継承しながらも基層言語として、 さながらフランス語におけるガリア語のように後の日本語に影響した ・言語X1 : Zとは接触せず、のちにオホーツク民族(ツングース系)と混ざりアイヌ語を形成 ・言語X2 : 上代東国方言を形成、八丈島方言へ ・言語X3 : 本土日本語を形成 ・言語X4 : 琉球諸語を形成 ペラールが再構した6母音は、言語Z+X4の接触結果を表し、 >>61 で構築した*eのない5母音は言語Z+X3の接触結果を表すというのはどうだろう アクセントについては、最初の言語Zは少ない母音を補うように、凹がない以外のルールはなく 上り下りが任意の位置に現れる、かなり豊かなアクセントを持っていた。これが 言語X2では元々アクセントを持っていないため消滅 言語X3では下りアクセント核のみ弁別 言語X4では昇りアクセント核のみ弁別 というように基層言語によって分裂していった こう考えると、アルタイ語が想定される言語Yは日琉祖語前史には不要だな > このスレでも散々暴れてた藤井説に唯一評価すべき点があるとすれば、高句麗語は実は百済語であり百済語=新羅語だとしてる点だと思う こういう意見もあることを考えると ・ツングース系満州語とのつながりが想起される高句麗語は実は日本語とは関係ない ・朝鮮語は時代を遡ると母音調和が薄れ5母音になっていくなど、アルタイ的特徴が少なくなる ・日本語は高句麗語ではなくアルタイ的特徴が薄い古代朝鮮語との共通語彙が多い っていうことから、アルタイ語とは他人の空似なんじゃないかと思えてきた >>432 :::::::: ┌───────────────-┐ :::::::: | 村山七郎がやられたようだな… │ ::::: ┌───└───────────v───┬┘ ::::: |フフフ…村山八郎は我ら四天王の中でも最弱 | ┌──└────────v──┬───────┘ |村山九郎にやられるとは | | 四天王の面汚しよwww. │ └────v─────────┘ |ミ, / `ヽ /! ,.──、 |彡/二Oニニ|ノ /三三三!, |! `,' \、、_,|/-ャ ト `=j r=レ /ミ !彡 ● T 爪| / / ̄|/´__,ャ |`三三‐/ |`=、|,='| _(_ /人 ヽ ミ='/|`:::::::/イ__ ト`ー く__,-, 、 _!_ / ( ゚ω゚ ) / `ー─'" |_,.イ、 | |/、 Y /| | | j / ミ`┴'彡\ ' ` 河野六郎 服部四郎 橋本萬太郎 >>437 うああ、今気付いた…… 村山七郎先生ごめんなさい >>436 「日本語多元起源説」とも言うべき発想は凄く面白いね 確かにそれはかなり面白いけど、でもAN語起源説を取る限りはそれでは駄目なんだ 何故なら、AN語的に考えるならo2とeは絶対に共存し得ないはずだから 共存し得ないというより、eが何かの拍子で誕生するとAN語ではo2の音が変化してそれまでの母音体系が崩壊してしまうんだよ 俺は前スレで日本語の母音の成立順を「祖語a,i,u,o2→o1(アルタイ語の流入以前か同時期)→i2(アルタイ語の流入以降)→e1(3世紀以降、恐らく5世紀から6世紀)」だと推定したけど、 これも魏志倭人伝に上代7母音のうちeだけが無かったと思われることに加えて、フィリピン諸語やインドネシア諸語を参考にeの誕生が上代特殊仮名遣い崩壊のトリガーになったと考えてるから つまり、AN起源説を取る限りは大野4母音の「前に」eを含む6母音があったとするペラール説は絶対に相容れない eの存在さえ否定できれば、古いo1があることはむしろ俺の考えを補強する材料になり得るんだけど 仮にその俺が今勝手に名付けた「日本語多元起源説」が正しいとするなら、琉球祖語にはやはりeは無かったとしなければ成り立たない >>436 あと、さすがに日本語にアルタイ語が流入してないとするのは無茶だろう 朝鮮語の起源スレで朝から長文を書いてきたけど、俺は朝鮮語の基層は古アジア諸語的な言語だと思ってる さすがに金芳漢みたいにニブフ語とまで言い切ってしまっていいかは分からないけど、「ニブフ語的な」言語が基層だったのは確かだろうから、朝鮮語が遡れば5母音的になっていくのは自然に思える 古アジア諸語の一派だった朝鮮祖語が日本語より遥かに濃くアルタイ語族の影響を受けたのが百済語であり新羅語だろう アルタイ語と日本語の共通語彙といえば、「犬」「湯」「泳ぐ」「四」「夜」などの語彙と「を」「ゆ」「ゆり」を始めとした大量の助詞がある 一見「日本語のアルタイ語要素は朝鮮語から借用したもの」と言ってしまってもいいけど、それだと朝鮮語に日本語に似た助詞が大量に存在してなければならないが、そんなものがあったら日本語朝鮮語同系説がもっと有力なはず やはり日本語のアルタイ語要素はツングース語から直接借用したと見るべき なんで藤井説って朝鮮半島の言語史の記述だけまともなんだろう 上代の日本語がやや孤立語的な性格を帯びる原因を、異質な言語との接触に求める意見が多いが、 接触した相手は同じ日本語族でもかまわないのではないかと思う。 古英語が古ノルド語に接触して屈折が壊れたときのような状況を想定してみる。 まず、弥生時代の始まりとともに九州で日琉祖語が誕生し、関東にまで広がった。 弥生時代を通じて、基礎語彙や膠着語としての基本的な枠組は保たれたが、 助詞や活用語尾の具体的な形については著しく方言差が広まった。 古墳時代に入って、政治的な統一とともに方言差は縮小を始めた。 しかし大和盆地の方言はなかなか中央語としての権威を確立できず、周囲の方言に振り回され続けた。 その結果、助詞や活用・派生は衰退し、あるいは様々なの方言のものが混在するようになった。 中央語の権威が確立すると、日本語は膠着語らしさを取り戻し始めた。 格の概念は一新されて、それに合わせて新しい格助詞が産声を上げた。 古い文法の一部は、係り結びやミ語法として文献時代まで生き延びたが、結局は廃れた。 生まれ変わった日本語は全国に強い影響を与え、文献に残る上代東国方言も既に大きく変質していた。 根拠は特にない。チラ裏すまん。 >>438 > eの誕生が上代特殊仮名遣い崩壊のトリガーになったと考えてるから それは上代特殊仮名遣いの崩壊のトリガー?? AN語的4母音体系崩壊、すなわち上代特殊仮名遣い誕生のトリガーなのでは? フィリピノ語 : a ə i u →[eの誕生]→ a e i o u マレー語 : a ə i u →[eの誕生]→ a ə e i o u インドネシア語 : a ə i u →[eの誕生]→ a ə e i o u アミ語(台湾諸語) : a ə i u →[eの誕生]→ a e i o u ツォウ語(台湾諸語) : a ə i u →[eの誕生]→ a ə e i o u ウィキ参照にするとこんなかんじに見える。AN語よく知らんけど >>440 日本語の助詞や助動詞って、似たような意味のものがいっぱいあるけど ここらへんは各地方でバラバラに作られたとすれば納得行くよね 方向格の助詞 : へ・に・さ 属格の助詞 : が・の・つ 意志・未来の助動詞 : む・べし 否定の助動詞 : ず・なふ 今でも住み分けや統一されていないものがあるから、2000年たっても統合は道半ばだな こう見ると地方生まれで消えるかとおもいきや正書法にまで躍り出た「なふ」はすごい。 ただ助詞は内的な理由で構築されたのではなくアルタイ諸語など外部からもたらされたものというスタンスの >>439 あたりとは相性悪そう AN祖語のアクセントってロゼッタストーンを参考にするとLHかHLかしかないんだっけ これとAN祖語に特徴的な豊富な子音って、うまく説明すると日琉祖語の豊富なアクセントの説明になるんじゃないか? AN祖語はウィキペ見ると子音19×アクセント2種(Wolff説) http://en.wikipedia.org/wiki/Proto-Austronesian_language 日琉祖語は子音13×アクセント5種 ・・・日本語のほうが組み合わせ多いか。 だがAN祖語の口蓋化音や喉音がAN日祖語のアクセントの代償として発生したことが証明できれば >>110 の疑問にも答えられそうだぞ 上代特殊仮名遣い 8世紀にはすでに崩壊途中 崩壊過程に地域差あり 発生の時点ですでに一部の子音では崩壊していた? 特にシチニリ・セテネレは歴史上甲乙が発生した時期がない可能性 発生の契機は母音融合の結果 母音融合はなぜ発生した?現代日本語の母音融合は音便形の発達が原因 音便形は外部の影響を受けず、ひたすら内的に発生したもの 上代特殊仮名遣いの原因の母音融合も内的な原因? 活用形との関係 四段動詞已然形はエ乙、命令形はエ甲だった 終止形は連用形+u。a o2 o1 u + i は新しい母音を発生させたにもかかわらず、 i1 i2 + uは母音を発生させず、uに吸収された。なぜ? 本当はu2があったのでは?それともアクセントの差におちついた? 謎はまだ解決していない... これからどこに行けばいいんだろう・・・ したらば? >>441 時系列の問題 俺は上でも書いてるけどe1が最後に出来た母音だと思ってるから、e1以前に既にi2やo1は存在したし上代特殊仮名遣いの発生にはe1は無関係 というか乱暴に言えばo2とe1の対立が母音体系の崩壊を引き起こすのであって、それが日本語の場合には上代特殊仮名遣いの崩壊に繋がったという考え方 >>442 アルタイ語と接触する前の日本語は「の」以外の助詞が無い「孤立語的な」言語だったと思ってる それが恐らくツングース語との接触によって現在のような膠着語に統語構造が変化したのであって、必ずしも助詞の語源を全てツングース語に求める必要は無いと思うよ もちろん直接ツングース語から借用したと思われる助詞も多いけど、中には助詞という「概念の借用」によって日本語で独自に生まれた助詞もあってもおかしくない 話題が無いなら魏志倭人伝の人名の解釈とかはどうよ? 上代の日本人は動植物の名前とか概念とかの名詞をそのまま人名にしてた(「嬉し」「犬」「鎧」など)けど、 魏志倭人伝に出てくる難升米とか都市牛利とかってちょっと日本語で解釈出来ないよね? かといって魏志倭人伝の言語が日本語と繋がらないかといえばそうではなく、森博達の推定によれば魏志倭人伝の日本語表記の特徴は明らかに上代日本語と一致している 卑狗や卑奴母離、泄謨觚、兕馬觚などの官名はどう見ても上代日本語だし、人名でも臺與なんかは「臺與=豊」で古代日本の女性の名前としては至って自然 卑彌呼(ピミヲ)は「姫+を(を=人という意味)」で「高貴な身分にある女性(な人)」という解釈が出来、 日本神話に出てくる「スサノヲ=荒っぽい人」「タヂカラヲ=力の強い人」と同じような称号(人名ではない)だと上代日本語で自然に解釈出来る そもそも邪馬臺からしてyamato2で大和地方のことだし それだけに、上代日本語で意味が分からないような単語がたまに混ざってるのがすっきりしない 3、4世紀近く間が開いているから元になった語が単純に廃語になっててもおかしくはないが、 無くなってないものとして考えると中々難しい。 >>446 441ではマレー語、インドネシア語、ツォウ語でeやoが現れてもəが消えてないように見えるけど、 それはどうなの? マレー語のəは由来が別とか? >>435 >>436 むしろこうではないだろうか。 言語X1:千島列島〜北海道石狩以東 、アイヌ語となり東北へ拡大 言語X2:東北〜静岡に至る太平洋側、後にX1に押され後退 言語X2':北海道西南部〜東北日本海側〜信越、後にX1に押され後退するが 後にこのアクセント体系が北奥羽や西関東、東海へ拡大 言語X3:北陸、近畿、四国 言語X3':中国〜九州北部 言語X4:九州南部〜琉球諸島 ・言語X2では元々アクセントを持っていないため消滅 後にX2'からの強い影響で南奥・東関東・大井川上流・八丈島以外において逆乙種化し、 埼玉東部と奈良田以外で反転して乙種中外輪化した ・言語X2'では上げ核のみ弁別。後に下げ核に反転し乙種中外輪となった ・言語X3では最終的に式と下げ核の弁別になったが、 乙種との境界付近などで内輪乙種化しさらに内輪と接する地域などで式が消滅し垂井式に変化 ・言語X3'では上げ核のみ弁別で後に下げ核に反転し乙種中外輪を形成 もしくは通説通り平安〜室町京都アクセントの体系を経て乙種中外輪が形成された ・言語X4では式のみ弁別。後に西南九州で二型式になった そういう仮説をお考えになること自体には敬意を表したいけれど、 実証的な裏付がないと、妄想、で片附けられてしまわないかな? 言葉やってる人って、すご〜〜く慎重ですよね。 >>449 は>>435 >>436 説の発想をもとにでっちあげたもので根拠がほとんどなく、この説が妥当であるとは全く思っていない。 そもそもアクセントについて基層言語の影響を考慮する必要はほとんどないのかもしれないが 、 基層言語のアクセント体系について436説以外の可能性も考えられるのではないだろうか。 話題ないんだしもっとイージーでいいじゃん >>449 X2'で上り核アクセントから下り核に反転したのはなぜ? わざわざ反転のプロセス挟む意味がちょっとわからなかった 元々下り核だとしても、通説に従うと一拍後ズレがなぜ広範囲かつ各地で起こったことが疑問として残り、 ラムゼー説みたいに乙種が古形だとすると他の体系が導きにくくなるので、 上げ核アクセントと考えてみたわけだが、確かになぜ反転したのだろうかという問題がある。 そうすると、祖体系から、乙種の下げ核の位置に核がある強さアクセントの体系を経て 乙種が成立したと考えるべきなのかもしれない。 上から見てきたけどX氏の単芝と煽り口調がうぜえという感想しかでなかった Xの人は多分躁鬱病患者なんじゃない?躁状態の人が書く文章にすごく良く似ている。 言ってることは面白いから良いんだけど、読んでてイライラしてくるのは同意。 自分が絶対に他者より優れているという自負が強い人のようだね 無意識だとは思うけど そんでもっておまけに躁だと 乙種のうち、中輪だけなら>>453 でよいが、内輪や外輪は他の要素も考慮する必要がある。 通説とは異なり、>>392-393 説に近い仮説だが、 本土アクセントの祖体系は低く強い核と初拍の高、下降という三つの要素によって定義される体系なのかもしれない。 この仮説を前提としたうえでもし>>435-436 の基層言語の影響を想定するなら 甲種と乙種のどちらでも大きく変化しつつも核の音調あるいは位置を保持し、乙種では下降がほぼ消失したことから、 言語X3は少なくとも「下りアクセント核のみ弁別」ではないことになる。 最近管理人コメ見るのが楽しみになって来た 刃の影響でAAの会話形式にしたみたいだけどクソつまんねぇw 光造形は知らんなー 段々の問題以前に熱処理やらなんやらで弄りまくって適正化してる組織まで金属3Dプリンターで再現できるとは到底思えないんだよなぁ 法の定める範囲内において、かつ臣民の義務に背かない限り 映画とか1本3000円で売っとるやん あれくらいの価格やったら買うやつも増えるやろ 特典欲しいやつのためには限定版で搾取したらええやん パンツ見せてって言うけど初めてナウシカ見た時ノーパンでケツ出して飛んでるのかと思ったわ 【ひまわり】 【NoSub】 【Youtube】 【Dailymotion】 【Dailymotion】 【AniTube】 【B9】 【B9】 こうして捏造された韓国「千年の恨み」 だから日本は世界から尊敬される 清瀬義三郎則府さんの論考だ。 まぁ、アメリカでやってる人で、もう生きてるのか死んでるのかもわからないけど、 ちゃんと実績ある人だけど、実績っていっていいのかな こないだ本でてたし日本語の研究に書評ものってたから生きてるだろう 1980年代の論文で、旧仮名遣いを遣う人でハワイでやってた人ってなんか無茶苦茶な人だな 奄美方言の7母音って上代九州語の名残りと違うんか? 語彙をだいぶん5母音体系に侵食されてるが、 イ段とエ段が2つあるのは上代特殊仮名遣いでいう甲乙の基層によるもので、 オ段が1つしかないのは上代九州語にオ段乙種がもとからなかったから そんな風に考えられる 確かに大和のことをヤマトゥ言うねえ 沖縄でもoがuに合流してるが奄美では乙限定? /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::://ヽ:::::::::::::::| l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::// ヽ::::::::::::::l l:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/:::「'ヽ:::::::::::// ヽ:::::::::::| |::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ノl:::ノ l:::::::/ ヽ::::::::| ノ:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ ゙゙ ノ:::/ ,,;;;;;;,, ,,,,ヽ:::::l ):::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/ ノ/ __,'''i: ('''__):::l )::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::/  ̄ ̄ン:. :「 ̄`ヾ 1:::::::::::::::::::::::「 `┤l:::::::::::::::::l  ̄ , ヽ ̄ l `l:::::::::::::::::::::ヽ :l li:::::::::::::/ /´ `l | <ヴッ!!! ヽ::::::::::::::::::::::\_」 lヽ::::/ !:-●,__ ノ / ノ:::::::::::::::::::::::::::ノ | l `゙゙ ,,;;;;;;;;;;;;;;;;;;;;, /ヽ ,/ ヽ::::::::::::::::::::::( l l::::::::.. /.:''/´ ̄_ソ / `ヽ ヽ:::::::::::::::ヽ | l:::::::::::... /::// ̄ ̄_ソ / \ ヽ:::::::\| l::::::::::::::::... / :::.ゝ` ̄ ̄/ / ヽ ヽ:::l l:::::::::::::::::::..  ̄ ̄;;'' / ヽ l l;;;;;;:::::::::::::::.....;;;;............;;;;;;''ノ l l l '''''''''''''''''''''''''''''''''''''' ̄l | | https://www.youtube.com/watch?v=dFj6B-dIKY8 倭人伝の地名・人名を復元していて思ったんだが 邪馬台国語は五母音だったのかも知れん ただし今のaiueoの五母音ではなく aiuïöの五母音で、おそらく全ての行に甲乙の区別があった 百済語で島のことを「セマ」といい(朝鮮語での섬の祖型)、同源であることが明らかだが 仮に日本語の「シマ(島)」のシが乙だとしたら このシ乙類/sï/はセ[se]に近い音をしていたんだと思う aiueoの五母音は世界中の言語でみられる安定した形であるため イ段乙類/ï/が[e]、オ段乙類/ö/が[o]という音価を元々持っていたとしても不思議ではない 自分は受験生時代に上代特殊仮名遣いの話を聞いて、最近時間に余裕が出来たので十代の頃の話を思い出して、ネット等で色々調べ出した者です。 このスレで紹介された「古代の音韻と日本書紀の成立」「日本語の文法を考える」等も購入してみました。 特に「日本語の文法を考える」の「動詞活用形の起源」に興味を持ちました。しかし未然形と已然形は割愛されていて、著者の説は別の論文でみれるとの注があるのみでした。この論文は現在どうすれば入手出来ますか? また、上の説とは若干相違しますが、前スレ496付近で動詞活用形の介入子音の説明に母音の長短を仮定する説があり、統一的に説明出来るためこの説に魅力を感じましたが、この説は学会等では通説なのですか? 質問です。 上代特殊仮名遣を勉強したいのですが、 ど素人な為右も左も分かりません。 初めての一冊に何を購入すると良いでしょうか? 御教授ください。 宜しくお願い致します。 講談社から出されてる東京大学教授村岡信介著の「ゼロから分かる古代日本語」がおすすめ 後もう一つ質問ですが、 昔奈良県立万葉文化館に行った時に、 和歌の発音を聞ける場所があったのですが、一番古いのが上代特殊仮名遣の発音でしょうか? 歌始会で陛下が詠まれる発音と違う発音の方です。 御存知の方がいたら教えていただけると嬉しいです。 宜しくお願い致します。 >>500 ありがとうございます。 早速購入してみます。 ありがとうございました。 >>500 申し訳ありません。 私の検索の仕方が悪いと思うのですが、 ゼロから分かる古代日本語 をアマゾンと確か講談社BOOKで検索しても出てきません。 もしかしたら絶版の本でしょうか? ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
read.cgi ver 07.5.5 2024/06/08 Walang Kapalit ★ | Donguri System Team 5ちゃんねる