日本文化自体が言語能力を重視しない傾向がある。
禅の「不立文字」とか、
芸事全般の「習うより慣れろ」という教授法、
職人の世界の「背中を見て盗め」という空気など
農村はもちろん都会でも言葉巧みなものを忌み嫌い、嫉妬し、遠ざける
「何も言わなくてもわかってくれる」相手を友人、恋人に望む
ろくに説明もできないくせに「察しろ」「気を利かせろ」「空気を読め」と強要する
国語教育でさえ分析的に言語を理解する文法の時間はごく僅かで、
長文を延々と読んで理屈抜きでふわっと概要を挙げて理解したことにする
だから「作者の気持ち」を問われていると誤解するバカがあとをたたない
東西の違いなんて言ったって西だって同じようにバカなんだから意味ないよ