時間と空間は、どちらも物体の運動を記述するための要素で、かつこの二つ
だけが物体の運動を記述するための要素である。

ところで、AというカテゴリーがBとCという二つのサブカテゴリーだけから構成
される場合、
 AであるがBではない→Cである および AであるがCではない→Bである
が成立する。すなわち、BとCは一方の否定が他方になるという対義語の
典型的な定義を満たす。

しかるに、
A:物体の運動を記述するための要素
B:時間
C:空間
というあてはめが可能であるから、物体の運動を記述するための要素として、
時間と空間は対義語の関係にあるということになる。