>>73
ある程度歴史的経緯を知っていた方が、同じ失敗をしなくて済むかなと思うよ。

でも、ルノア語、同じ文字を共有する人工言語群、フェヤス語、
人工言語憩いの場から人工言語掲示板2に至るまでの外部板における類似の
集団作成型人工言語企画で、今も続いているものってもうないし、
ある程度ものになったのはグモソ語だけだったわけで、
もう成功を求めるのは無理で、1月程度の刹那的な暇つぶしにしかならないパターンが
確立して久しい感じではあるね。


今回の言語だけど、ジョージ=ダルガーノの『記号術』 Ars signorum(1661) と、
ジョン=ウィルキンズの『真性の文字と哲学的言語に向けての試論』
An Essay towards a Real Character, and a Philosophical Language(1668) と、
日本で言うと岡本普意識氏のBABMおよび、
ノシロ語の国際標準単語という手法で生成された単語、
アルカで言うプロトタイプ制アルカのインデックス語に近い感じで、
いわゆる工学言語の中の展開分類法の流派に近い感じかなと思うのです。

歴史的に言うとピクトグラムの次ぐらいに古いパターンで、
思想自体はアリストテレスの展開分類あたりからあってさらに古いかな。、
シソーラスおよびデューイ十進分類法に派生する展開分類系の図書館分類法など
現実に置いて、情報の整理整頓に対しては結構実用化されているけど、
人間が普段の会話で使うと脳が付いていかないのと、クジラが魚じゃないことが分かったり、
冥王星が惑星の定義から外れたりするなどの科学進歩に伴う分類法の変化に対し、
脆弱とか、人間の会話用には問題があることが立証されて400年ぐらい、って手法かな。

錬金術や占星術、風水同様に使い方を変えると化学・天文学・土木工学で実用的なんだけど、
金を作ろうとか、運命を占おうとか、運勢を上げようとか、使い方を誤るとオカルトになるね。

ルニも昔、展開分類法系人工言語でも作ろうかと思ったけど、
人工言語史に関する本でこれまでの同コンセプトの失敗例をみてやめたよ。