>>117
現代の虐めなんか旧軍時代の虐めと比べりゃ大したこたぁ無ぁよ。今は警察どろろか自衛隊の
隊内でも泥棒やサシクルこたぁ建前上タブーじゃし、国家公務員そのものじゃが、
戦前は、シャバの世間と違い、盗られた方がポサッとしとる云うて鉄権制裁受けた世界じゃけぇのう。
http://izuminekonyan.blog129.fc2.com/blog-entry-142.html
「この文章を読んでいたときに先日まで読んでいた「陸軍よもやま物語」の「サシクル 
サシクラレル」という軍隊用語について思い出した。少し長いが引用する。
(サシクルは軍隊用語では無い。よもやま著者の棟田 博氏の岡山もわしら広島も、山口、島根、
鳥取も中国地方の方言で、誤摩化すことを「さしくる」云う。広島じゃ盗むは正確にゃ「がめる」
云うけど、要領が大切な軍隊じゃ、「さしくって来たんで。」が誤摩化すことだけじゃ無うて、
盗むことにも表現法として中国地方においては使われる。)
 軍隊は、昔から「要領と員数」であるといわれている。要領はわかる。万事、要領よく立ち
まわれということであろうが、さて員数とはなんのことか、これは兵隊になってみないと
わからない。・・・・「モサモサしているから、サシクラレタんだ。軍隊ではサシクッタ奴より、
サシクラレタ奴のほうが悪いということになっておる。だから、ボヤボヤするなよ。よっしゃ。
そのうちおれがどこからサシクッテきて、員数を合わせてやる。大船に乗った気でいろ。」
つまり、員数とはこういうもので、支給された官給品の数のことをいうが、それにしても
戦友殿のおおせによれば、サシクルとは、どうやら盗むということらしいが、ハナハダ合点が
ゆかないのは、盗む者より、盗まれた者の方が悪いという、一般社会とは、まったく倒錯した
倫理がまかり通っていることである。P62〜63」