>>35
1 格変化を持たないスペイン語も、ラテン文学の名残りで語順は非常に自由だ
2 格変化を持って自由な語順を許すロシア語は紛れもなく蛮族の言語であった
3 同じスラブ祖語から分かれたブルガリア語は、前置詞を多用し格語尾の衰退した
まるで英語のような変化を経たが、近世までブルガリアの文化水準はロシアより遥かに上だった
4 漢語は格形態を持たず、格語尾を持つアルタイ諸言語やチベット語よりもはるかに単純な文法構造を持っているが
(語順は両者とも固定的)有史以来前者は一貫して後者に対して文明語であり、後者の話しては蛮族であった

以上の理由から、格の衰退と蛮族かどうかとは何の関係もなく、語順の自由度もそれほど関係ない

ところで言語学の学会で「蛮族」という用語の入った発表をする準備は進めているのかな
なぜこの点で何も答えようとしないのだろう