>>174
それ金田一じゃないだろ
大野晋が『日本語の起源』で引用する金田一説では
北海道アイヌ語の古語(雅語)また樺太アイヌ語の日常語で「人、男」を意味するエンチウenciwという語があり
清濁が異音としてどちらもアリになるアイヌ語ではこの語が和人の耳にはエンチュ、エンジョのような発音に聞こえる
日本語東北方言では濁音の前には鼻音ンが加わるので、外国語の「鼻音+濁音」はただの濁音として表記しただろう
また中世ではンの音はムで写されることも多く、マ行と通じやすい
したがって中世以前のエミシ、近世以降のエゾは同じenciwを写したものだ