>>612と別人だけどそこまでは同じ見解なので続ける

>「幸福を受けしめん」

これだけじゃまだ不足だが、近代の宗教的または文学的な文語表現だと見当をつけてみる
使役の助動詞「しむ」(マ行下二段活用)の未然形「しめ」に助動詞「む(ん)」が付いているが、
用法は推量「〜だろう」か意志「(私が)〜しよう」か勧誘「(私達が一緒に)〜しよう」、
あるいは適当「〜するのがよい」だと思われる
「受けしむ(うけさせる)」の主語「誰が」がわかればもっとはっきり絞ることができる
実はこの判別は動詞の主語(動作主)の「人称」という概念で容易になる
主語が1人称単数なら意志「(私が)受けさせよう」、
主語が1人称複数なら勧誘「(私達が一緒に)受けさせよう」、
主語が2,3人称なら推量「受けさせるのだろう」、または適当「受けさせるのがよい」という意味になる
「受けしめん」の後に体言が来て連体修飾しているわけでもなく、助詞が来て準体言になっているわけでもないのなら、
「む(ん)」の他の用法である婉曲、仮定は可能性がない