タガログ語の語彙と日本語の語彙に極めて類似しているものがあるのは、事実。
次の語彙も同系であるのは、ほぼ間違いない。

タガログ語  paran(パラン) 草原、平原、原
日本語    hara(ハラ) 原

タガログ語話者の故地は、中国南部。
フィリピンへの中国南部からの移動は、1万2000年頃から始まった。
その1万2000年前に南方から来て日本の南九州へ上陸した者たちがいて、在来の縄文人と混交した。
なので、日本語の語彙とタガログ語の語彙に極めて類似した語彙があることは、不思議ではない。
日本語の語彙にタガログ語の語彙と類似したものがあることは、学者も認めている。
日本語の成立には、この南方から来た者たちの言語が大きく関与していると想定することができるのだ。
もちろん、日本語の成立には、この他にも各種の言語が関わっているのも間違いないだろう。
ただ、その関与者の最初の者たちが、タガログ語話者の祖先たちだったというわけ。