>>189
この人や引用された説は「ル」の部分のカタカナ表記した形の類似点しか見ていないのでお話にならない
-lと-ruではもう天地ほど違う。カタカナで考えるなと言いたい
というかバルを朝鮮語beolと結びつけた日本国語大辞典がもうデタラメ。大野晋の岩波古語から変な伝統が続いているのか
母音調和を持つ朝鮮語のaは陽母音、eo(広いオ)は陰母音で、
朝鮮語の日本語と対応する借用語では閉音節のLは日本語のタ行に対応する例が圧倒的に多い
母音にせよ、末子音にせよ、借用したのならバルのような形にはならない
「村、部落、里、郷、洞里」という意味の朝鮮語マウル→日本語〜マル(丸)→〜バル(原)、〜ハル(原)
という説も噴飯もの。まず、「原」なら生活空間の外側で、むしろ「村」とは対比される存在だろう
>意味も私が想像した「〜ばる・はる」の原義と非常に合致する。
というが、そこに至る推論が「稲作地帯に隣接する居住空間ではないか」「「クニ」を構成する氏族の「館(やかた)」
という意味を持つのではないか。」「「クニ」の防衛ラインを形成しているのではないか。」とも、ただの憶測の域を出ない。
何より、マウルmaeulは中期朝鮮語(15世紀)には子音zが入るmaz@lという形だった。これは朝鮮語史の常識だ。
(@はここではアレア「下のア」という、点で表記された古い母音を指すことにする)
中期語maz@lは慶尚道のmasil、京畿道のmaeulなどに分化していく
古代において朝マウルmaeul→日マルmaru→バルbaruという変化はありえない