人は生物として身分け、ヒトとして言分ける。
丸山は「文化のフェティシズム」のなかで言分けの集積である文化の虚構性を暴露している。
同時に身分け至上主義のような「自然に帰れ」という言説も批判している。
生物に退行するのでもなく虚構に振り回されるのでもないヒトとは何か?
それは「無分別知」の禅を源流に持つマインドフルネスである。