>>53
イェルムスレウは実際に読んだよ、原書でなく日本語訳でだけれどね
38に書いた『言語理論の確立をめぐって』と『一般文法の原理』だ、それと小林英夫による『批判的解説 一般文法の原理』もね
但し、レヴィ=ストロースに関しては『親族の基本構造』にざっと目を通しただけだから、ちゃんと読んだとは言えないのは認める

それはともかく、ソシュールを受け継いだイェルムスレウはウルダルと共に言語学のための代数学を作ろうとしていたのは事実だ
その「代数」は数学における構造主義の典型である代数学での「代数」と同様の意味でね
ウルダルによる“Outline of Glossematics, Part I”はその試みの記録だ