文部省は漢字を減らして最終的には全廃する事を目指した。
だが人名漢字に関しては新字体採用のせいでかえって漢字の数が増えてしまった。
戦前の人にとっては眞と真は同じ字だった。印刷の活字はほぼ眞に統一されていたが、
手書きの字ではどちらも使われていた。眞と真を折衷したような字体も珍しくなかった。
それで不都合があったかどうかは知らないが、多分なかったのだろう。
今の殆どの人はこれらを同じ字とは決して認めようとしない。