農園経営会社「西山ファーム」の投資詐欺事件で主犯格とみられる男が身柄を拘束されたインドネシアから日本に向けて出発しました。愛知県警は日本の領空に入り次第、男を詐欺容疑で逮捕する方針です。

「西山ファーム」の実質的経営者だった山崎裕輔容疑者は12日、収容されていたバタム島から首都ジャカルタを経由し、日本に移送されました。

移送前、現地当局が開いた記者会見に、山崎容疑者が同席。会見中は背を向けた姿勢で立たされていて、終始無言でした。記者の問いかけにも答えませんでした。

その後、移送される間も、記者の質問には一切こたえませんでした。

山崎容疑者はウソの投資話で、顧客から少なくとも133億円を不正に集めた事件の主犯格とされていて、ことし1月、マレーシアに密航しようとした疑いなどで、インドネシアの入管当局に身柄を拘束されていました。

愛知県警は日本の領空に入り次第、詐欺容疑で山崎容疑者を逮捕する方針です。