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北海道新幹線、北関東の駅は通過? JR北と東調整、集客に影響も
(04/20 07:10、04/20 15:44 更新)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/534410.html

JR北海道は、2016年3月開業予定の北海道新幹線の新車両「H5系」投入に向け、
相互乗り入れする東北新幹線・はやぶさ(E5系)との運行ダイヤの調整を、JR東日本と進めている。
道内経済界は、人口約50万人の宇都宮市を中心とした北関東とのビジネスや観光の交流拡大に期待をかける。
ただ、はやぶさは時間短縮のため全列車が宇都宮駅を通過しており、現在のダイヤ体制が続けば、思惑通りにはいきそうにない。

「札幌まで通れば別だが、基本的に東北新幹線の延長線上と考えている」。
JR北海道の島田修社長は11日の北海道新聞のインタビューにこう答えた。

東京―新青森を結ぶ東北新幹線の営業距離713・7キロに比べ、
新規開業する新青森―新函館(仮称)間は148・8キロと短い。
このためダイヤの調整は「東北新幹線を中心に考えるしかない」(JR北海道幹部)との認識を示したものだ。

東京―新青森の全線を走るはやぶさは定期列車で1日17往復運行されており、
一部の便を除いて盛岡以北のほぼ全ての駅に停車する。

一方、東京と東北地方の各駅との所要時間を短縮するため、北関東の各駅は通過。
北海道新幹線の開業効果に望みをかける札幌の経済団体幹部は
「宇都宮などで停車し、東北は主要駅だけに停車すれば、北関東と道内の交流は一段と深まる」と話す。
(経済部 米林千晴)<北海道新聞4月20日朝刊掲載>