塩尻市を「尻のまち」として発信しようと、塩尻青年会議所が尻(ヒップ)の形をしたプリン「ヒップリン」を公募し、12日、同市の市民交流センターえんぱーくで審査した。
市内外の4人・グループから計6点の応募があった。応募作品はカスタードクリームで尻の形を作ったり、特産のブドウを使ったりと工夫してあり、今回認定した品は商品化につながる可能性があるという。

同会議所は、塩尻の新しい土産品として「ヒップリン」を発案したいと考えた。「尻」の形で塩尻産の食材を使うことなどが条件。この日はそれらを満たすかどうかを審査し、試食した。

塩尻市広丘小の3年3組はプリンの上にブドウが入ったゼリーで尻の形にした。親戚が同市に住み、千葉県松戸市でケーキ教室を主宰する植本愉利子さん(64)は、
いずれも特産のブドウ、赤ワイン、日本酒を使ったプリン3品を出した。

審査の結果、同小や植本さんの計5品をヒップリンに認定した。認定品はヒップリンの名称を使用できる。

同会議所の丸山大輔理事長(39)は「商品化したいプリンもあった。認定した作品を市内菓子店に紹介し、商品化を目指したい」と話した。
商店街の催しに合わせて26日、今回認定したプリンのパネルをえんぱーくの会議室に展示し、菓子店主や市民に見てもらう。

同会議所はこれまでもヒップリンを開発してきたが、長期保存が難しいなどの理由で商品化に至っていなかった。

ソース:信濃毎日新聞
http://www.shinmai.co.jp/news/20131013/KT131012GVI090004000.php