いよいよ新幹線バブル崩壊か陸の孤島未開の地金沢

北陸3県の基準地価、新幹線効果陰りも 金沢 上昇率が縮小

 北陸3県は19日、2017年7月1日時点の基準地価調査の結果を発表した。3県の商業地平均は0.4%の下落で前年と横ばい。住宅地平均は0.9%の下落で、前年(1.0%下落)より下落幅がわずかに縮小した。
北陸新幹線の開業をきっかけに持ち直し傾向が続いていたが、全国や三大都市圏を除く地方圏の平均と比較しても停滞感が出てきた。

■石川

 石川県の商業地は0.4%上昇したが、前年(0.6%上昇)より勢いが鈍った。住宅地は0.7%の下落で、前年(0.9%下落)より持ち直した。

 商業地は22地点が上昇した。上昇率が4.8%だった金沢市が20地点を占めたが、前年(5.7%上昇)より縮小。
金沢駅周辺や市の中心部の大半で同様の傾向がみられた。商業施設などの集積で加賀市や野々市市でも1地点ずつ上昇した。