「日本一ユニークな動物園」へ 沖縄こどもの国がリニューアル計画 ジャングルゾーンなど展示充実
2017年6月1日

沖縄市が沖縄こどもの国の拡張計画を進めている。2026年までに同園の敷地を現在の16ヘクタールから
約2倍の29ヘクタールにし、展示内容を大幅にリニューアルする。

おりがない自然な状態で動物を見せるほか、「ジャングルゾーン」など六つの特色ある
展示ゾーンを設け、集客力を高める。

沖縄を訪れる観光客の伸びに伴い、近年、外国人を中心に来園者が増加。
施設が手狭になったことから、市は16年3月に拡張の方針を盛り込んだ施設整備基本計画をまとめた。
桑江朝千夫市長も公約で「日本一ユニークな動物園にする」としている。

拡張エリアは沖縄市、北中城村にまたがる民有地。
市によると、約200人の地権者がおり、すでにエリアの測量は終了。
7月中に地権者などに説明会を開きたいとしている。

展示ゾーンもリニューアル。「日本の自然ゾーン」「草原の動物ゾーン」など六つのゾーンで構成し、
段階的に整備を進める。17年度はライオン舎やエントランスエリアなどの基本設計に取り組む。
リニューアルに合わせて園路のバリアフリー化や老朽施設の改修も行う。