>>53
斎藤が騎馬民族説国家説にとらわれているというのは同意する。
彼はそれが大前提ですべてのデータを解釈しているからね。

>さらに、ほぼ無人地帯であった朝鮮半島への人の流入は、
>日本列島→朝鮮半島→満州地方へと考えられること。

おれはちょっと違うな。
満州地域と日本列島中心部の遺物に通じるものがある。
交流がうかがえるというべきか。
縄文中期の温暖化時代、満州は先進地帯だった。

満州ー朝鮮半島ー九州、あるいは満州ー本州という流れがあり、その後朝鮮半島南部と
北九州にいた「倭人」のうち、白村江で半島に取り残された倭人がその後朝鮮人となる。

水稲稲作は「倭人」が「取り入れた」のであって、大量の渡来民は来ていない。
たかだか2千数百年前に日本列島を席巻するような大漁の移民があったなら
故地である朝鮮半島にはもっと大量の「兄弟言語」を話す人々がいたはずだが
そんなようすはない。

全ては大陸から伝わった」という思考にとらわれ過ぎているのだろう。俺も含めてな。
大豆の起源は東アジアらしい。
土器も大豆も漆も縄文人の発明であってもおかしくないのに、欧州の思考に侵された
我々はそんなことを考えもしない。
うっかり「日本発祥」なんていえば、国粋主義者の烙印を押されるからな。