■ 「来日外国人」の「犯罪1.6倍」  17年、「ブラジルが最多」  県警まとめ ■
(2018/4/5 07:38)

 2017年に県警が摘発した来日外国人(永住者らを除く)の犯罪は492件で、前年の1・6倍に増えたことが4日までの県警のまとめで分かった。
 過去10年で最多だった09年(1968件)と比べると4分の1の水準。摘発人数は前年比1・2倍の331人だった。
 県警国際捜査課によると、国籍別の「摘発件数」は「ブラジルが最多の171件、ベトナム117件、フィリピン51件、中国49件」が続いた。
「摘発人数」も「ブラジル90人、ベトナム63人」の順で、「両国で半数」近くを占めた。

 全体のうち「刑法犯」の摘発件数は294件で、95件増加した。
「窃盗犯」は168件で全体の57%を占めた。
「暴行」や「傷害」などの「粗暴犯」は59件、「詐欺」などの「知能犯」は24件だった。
 刑法犯以外の「特別法犯」は96件増の198件。
「不法入国」などの「入管難民法違反」が123件、「覚せい剤取締法違反」が35件などとなっている。
 17年の主な摘発事例では、「在留資格外の活動」をしたなどとして「入管難民法違反」の疑いでフィリピン人を、
「偽造クレジットカード」を使用したとして、「不正作出支払用カード電磁的記録供用」などの疑いでマレーシア人をそれぞれ逮捕した。

http://www.at-s.com/news/article/social/shizuoka/475461.html