「蜜蜂と遠雷」映画化へ 浜松のピアノコンクールをモデル
10/26(金)
 浜松国際ピアノコンクールをモデルにした作家恩田陸さんの『直木賞小説「蜜蜂と遠雷」』(幻冬舎)が、女優松岡茉優さん主演で実写映画化されることが25日までに分かった。2019年秋に公開予定。

 小説は、若手ピアニストの登竜門とされる国際ピアノコンクールを舞台に、さまざまな境遇にあるピアニストたちの葛藤や成長を描く青春群像劇。
松岡さんのほか、松坂桃李さん、森崎ウィンさん、新人俳優の鈴鹿央士さんがピアニスト役で出演する。監督、脚本は石川慶さん。松岡さんは「戦いだと思って撮影に挑んでいきたい。
見てくれた方の頭に音楽を鳴らしたい」と意気込んでいる。

 恩田さんは執筆にあたり、3年に1度の浜松国際ピアノコンクールを06年から4回にわたり訪問。原作には会場のアクトシティ浜松などを思わせる場面が登場する。
「完成した映画を見て『参りました』と言う準備は今からできている」とコメントしている。

 同作は本屋大賞とのダブル受賞を初めて果たし、発行部数は60万部を超えている。

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