モンゴロイド寒冷適応説は定説とされてきたが、真実かどうか疑わしいな。

Y-DNAハプログループCのモンゴル・ツングース系は寒冷適応型と確かに言えるだろうが、
中国から東南アジアにかけて広がるOは推定移動経路から判断して寒冷適応を受ける機会は
なかったはず。弥生人もOなので寒冷適応型ではないと思われる。アイヌはツングース系の
Cと混血した分だけ、日本人(和人)よりも寒冷適応している。

日本人と北方白人と比較すると、北方白人の方が寒さに実際に強くて、初冬でも半袖・短パンで
平気だし、体格もずんぐりしている。

顔面平坦性はカポイドにも見られ、寒冷適応が原因とは限らない。O系統のモンゴロイドの
顔面平坦性、華奢な体格、四肢の短さなどの形質の由来に関しては、幼形進化説の方が
説得力がある。