また福岡か

晴れ着トラブル 「営業困難」の張り紙のみ 福岡天神店
毎日新聞2018年1月9日 18時05分(最終更新 1月9日 18時40分)

8日は営業していた「はれのひ福岡天神店」(福岡市中央区)も9日には閉じられ、入り口に「営業困難となった」と伝える張り紙が
あるだけだった。同市の成人式は8日にあったが、来年以降の成人式などのために予約していた客も多いとみられ、「払ったお金は
返ってくるのか」といった相談が9日夕方までに市消費生活センターに30件、福岡県警に11件寄せられた。

同日昼に店を訪れた福岡県新宮町の女性(47)は来年成人式を迎える長女(19)のために晴れ着レンタルを予約し、27万円を
支払い済みという。「大阪の大学に通う娘と早めに準備を始め、最初に勧誘の電話があった『はれのひ』に決めた。被害届を
出そうと思う」と力なく話した。

 「はれのひ」の登記上の本店は福岡市博多区のビル内の「レンタルオフィス」にある。オフィスを貸し出している企業によると、
日本で挙式する中国人カップル向けのコンサルタント会社という説明を受け、2012年10月から月額約2万円で契約した。
途中で「はれのひ」に社名を変えたという連絡はあったが、業務内容変更の連絡はなかった。

 昨年5月から賃料の滞納が始まり、督促もしたが約束した昨年末までの入金はなかったという。レンタルオフィスの社長は
「お盆ごろから経営が苦しそうだった」と語った。【下原知広、青木絵美】

https://mainichi.jp/articles/20180110/k00/00m/040/023000c