自殺率また最悪の秋田、出生率は23年連続最低

厚労省が1日発表した、17年1〜12月の人口動態統計(概数)によると、本県の自殺者数は前年より1人増えて241人。自殺率は全国平均(16・4)を7・9ポイント上回る24・3(前年比0・5ポイント悪化)で、8年ぶりに前年を上回り、高止まりしている。
一方、将来を担う子供の出生数は前年より270人減って5396人と、頭打ちの状態だ。
1人の女性が一生に産む子供の推計値を示す合計特殊出生率は前年比0・04ポイント減の1・35で、47都道府県の中で39番目と低迷している。県は
今年度からの「第3期ふるさと秋田元気創造プラン」で、21年に出生数を6000人とする目標を掲げる。
出生数から死亡数を差し引いた「自然増減」では、前年より499人減ってマイナス1万27人。人口1000人あたりで換算した自然増減率は、マイナス10・1(前年比0・6ポイント悪化)と、6年連続で全国ワーストだった。